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台本を読み込んで、映画を観ると、

今回は、ちょっと特殊な映画の見方をしました。
でもこの見方は、役者にとって、とっても勉強になる見方だと思います。

未だ形になっていない台本を読み込んだ後に、その映画を観るのです。

ある監督のワークショップで、未だ公開前の台本をいただき、いくつかのシーンを行いました。

未だ形になっていないシーン。

役者は紙の文字を立体化するのが仕事。
台本から、想像力を働かせてたくさんの情報を読み取り、その役として生きた演技をしなければなりません。
そうやって、すべての作品が立ち上がってくる。

読み込んだ上で、その作品を観ました。
自分の想像をはるかに超えていました。

自分の未熟さを感じつつも
やっぱすごいわ、と思いました。

あー、こんな風に演じたんだ、
あー、ここはこういうシーンだったのね。

いつもとは違う視点も入った上で、観ることができて、すごく勉強になりました。
感動した。こうやって作品ができるんだなって思って。

役者さんも、美術部さんやヘアスタイリストさんや、すべてのスタッフさんが、一つの台本から作り出す世界。

改めて、すごく面白いことだよなぁと思います。
簡単なわけがないけれど、積み重ねればきっとできる。

今また別の未公開映画の台本を読み込んでるのですが、これがまた、全然立体化できない。
難しい内容なんですよ、、、

でも少しでも役の理解力をつけるために、めげずに読み解く作業をやっていこうと思います。

その監督さんによると、
映画→原作や台本
よりも
原作や台本→映画
の方が、役者にとってはいいそうです。

台本の読解力やあ、こんなふうにも表現できるんだっていう引き出しが増えるから。

さぁ、これからも学び学びだぁ〜!

#女優で食べていけるようになる
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