俳句実況 勝手に鑑賞ごめんなさい#35四月尽・付き合って1ヶ月・歩幅     

プレバトでおなじみのフルーツポンチ村上健志さんがYou Tubeでやっている俳句実況がとても面白い。あまりにも勉強になるので、自分の覚書として実況で村上さんが作られた俳句と自分の鑑賞などを書かせていただきます。勝手にごめんなさい。

4/30 第35回

(四月尽)
四月尽旅行パンフにまだ桜
ペン立てにスーパーボール四月尽
1句目、村上さん自身も「ちょっと、どうかな?」と仰っていましたが、 若干分かりやすすぎる感はあるかな~とは思いますが、旅行パンフと四月尽の取り合わせはいいのではないでしょうか。推敲次第でいくらでも名句になりそうです。                                     

2句目、これはすごくいい!と思います。今日の句の中で一番バランスがいい句ではないでしょうか?「ペン立て」「スーパーボール」にはどちらも 4月っぽさがありますし、その二つが一緒にある雑多な感じが「尽」と響き合っているというのか・・・まさに付かず離れず。「四月尽」は難しい季語ですが、無理のない一句になっていますよね~さすがです。

(付き合って1ヶ月)
ほたるいか二個ぶっ刺してパスタ喰う                             
村上さんらしい「キュンキュン」系が来ると思いきや・・・        若い男子のワイルド感が伝わってくる勢いのある俳句になりました。   村上さんの「ホタルイカ」論が面白かったです。

(歩幅)
月朧歩幅の狭き占い師                                     
今日一番好きなのはこの句です。とにかく雰囲気のある句ですよね。    物語の始まりのシーンのようでもあり、どこか海外の古い町並みに国籍不明の占い師・・・色んな妄想がどんどん膨らんできます。


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(祝☆一つ前進)4月21日プレバト                                春の色絵本の並ぶ美容院                                   

実は夏井先生の判定が出るまで「どうかな~?」と思っていました。    というのは自分自身「春の色」(春光)という季語をきちんと捉えきれていないのです。
夏井先生も仰っていましたが「これはもともと春の景色を表す季語(今では春の光としても使われる)」というのを見たり聞いたりするたびに「めんどくさいな~」と思ってしまって、もちろん自分では使えず、人の句を鑑賞する時も「これは景色?光?どっち?この使い方いいの?」となってしまうのです。  
特にこの句のように室内の光景と取り合わせはありなのか?ということにはず~っとでモヤモヤしておりました。
使い方によってはあり!ということでいいんですね、すっきりしました。                             この季語問題さえクリアになれば、中七、下五は安定の村上クオリティですよ。わお~永世名人目前です。                             


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