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悩んでいることを溜めこんだとき「自分の支え方」が意外だった

例えば苦手な人との付き合い方で悩んだとき。
みんなはどうしているんだろう。

そんな事は自分で考えていいし、正しい答えなんてないから悩むのかもしれません。皆さんはどうしていますか?

昨日、娘の高校で「障害福祉サービス自立訓練事業所」の方が出張講座をしてくれました。保護者も参加OKとのことで参加し「コミュニケーションで困りごとはありますか?」というお題で講座がはじまりました。

「自立訓練事業所」と聞いて知ってる!という方は少ないと思いますがここでは説明を省略させていただきます。なぜなら講座に参加して見えた娘の気持ちについてを書きたかったからです。

今回の講座に参加した生徒さんと保護者みんなに与えられたワークは人間関係における「ある場面」を想定し、質問に答えるというもの。

その事業所さんでは毎回、皆さんの生活の中で「あるある」の困った場面をみんなで考えて自分なりの対処法を見つけていくワークをしているとか。

今回は「苦手な人との付き合い方」から、もしあなたが人付き合いで相性が合わない人の事で悩んだときどうするか?また、それを相談の仕方がわからずにストレスがたまり過ぎて突然不満を家族や友人にぶつけてしまったら?

などのシーンでそれぞれに自分ならどう思うか?どうするか?を書くんですが、まぁお題が今の娘にどハマりして思わず娘と目を合わせてお互い苦笑してしまいました。

けれど、おかげさまでめっちゃリアルに自分に置き換えて取り組む娘、そして私も自分なりに書き込みます。家に帰ってから娘が書いたものを見せてもらって気づいたことが胸にささります。

私は自分の困りごとを理解してもらえないとき。
「どうしたらわかってもらえるのかな?ちゃんと話したいな」という気持ちでモヤモヤする。と書き、他の人の意見では相手にもよる、例えば親しい人である場合とあまり好意を持てない人とでは思いがかわる。と、確かに。

娘は理解してもらえない事でストレスになり、その場に行きづらい、または居づらくなる。と書いてあり、あぁだからラボ休んだのか?と改めて理解します。

さて、次に「何も相談されず突然不満をぶつけられた相手の気持ちはどうか?」に私は思いがこみあげます。つい先日いきなり父に一方的にあれやこれや言われて驚いたのと同時に悲しさや怒りまで沸き上がったことを思い出したのです。

時間がたってやっと父の気持ちも思いやれたものの、不満を他者にぶつけるときは冷静に話してほしいということに気づきます。

そもそも不満は否定的で怒って訴える人が多い気もして怒っている感情が伝えたいことも届けにくくするんではないか?という意見を私は皆さんにシェアしました。

その時、娘は事業所の人に書いた事をとても褒められ「大切なことですね」と言われていたので気になっていました。

彼女は「嫌な気持ちはわかりますが、不快な思いをしたのはこちらなので、お互いの気持ちを共有して理解するべきだと思います。相手の方も共有された事を理解するべきだと思います」とあり、冷静でなおかつごもっともな意見に正直驚きます。

そして参加している生徒さんたちもこんな意見がありました。
・突然不満を言われたら困惑する
・状況を察していればもっと早く相談にのってあげれたかも?
・僕の事もっと信用して欲しい。
思っている以上になんというか柔らかで優しい意見にも胸があつくなります。

最後に「悩みを打ち明けられず困っていた自分はどうしたらよかったか?またしない方がよかったことは?」

そこで娘はこう書きました。
「まずは親等に相談し、少しでも気持ちを軽くする(親を信用していれば)相談を放置したまま事態が悪化して、より大きな問題になってしまう事の方が大切」と。最後の大切は「大切な問題」ということでしょうか。

そして娘は「親を信用していればの話に限ります」と実は書いていたんですが、その言葉から、信用できる人がいなくて困っている人の事にも気づいているのか?と感じました。

現に他の方の意見は沢山出ていたんですが、自己解決する方法が多かったのです。
・何に悩んでいるのか紙に書いて整理する
・どうやったら落ち着けるか考える
セルフカウンセリングを高校生たちがしているのです。親にも友だちにも先生にも相談せずに悩んだことがあるのかも?

そのことを娘に聞いてみました。
親に相談しにくいのはわかるけど結構みんな自分で悩みを解消しているってことかな?すると

「話しやすい人がいないから相談しなくなるんだよ、いつでも相談できる人が欲しい・・・」もうそれは娘だけの声じゃないぞ!と強く感じた私。

そして話しやすくても対面ではなくメールやラインだとなおいい。
だってこんなこと相談していいのかな?
こんなこと思うのは私だけ?ってこと対面で言いにくいから悩んでるんだもん。。。。
その通りだ!

そんな話を聞きだせたことは私にとって大きな収穫。
なんとなく想像していたけれど、これまでどれだけ誤解されて困ったことがあったんだろうと思うと・・・・涙

すごく長くなりましたが、これは特性がある子ども達に限った話ではなく、なんなら誰にでもあることじゃないのかなと思って書かせてもらいました。

こちらの事業所では卒業時に「自分の支え方マニュアル」を作成し、自分の凸凹(得意・不得意)を整理して言語化!できるようにを目標に日々訓練してるそうです。

自分の支え方マニュアルってとっても素敵だと思いませんか?
そして自分の支え方はみんな違います。答えは自分で出すんですね。

私もこれから自分の支え方を言語化しなきゃと思いましたが、皆さんはどうでしょうか?是非ご意見お待ちしています。

ではまた。





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