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幹事をしたことがない人【日々のこと】

明日はちょっとした団体行動。
私、前にも書きましたが団体行動が苦手なんです。苦手だなーと思った体験をありのままに書くのは気が引けますので、脚色を存分に施します。

10人でテーマパークに入ったところで散開します。絶叫系に乗りたい人もいれば、全てを回ってみたい人もいる。食べ歩きでもしながらゆっくりとという人もいるので、各々別れてお好きなようにと幹事が決めたことです。時間は11時。帰りの電車のこともあるので「17時にはここに戻って来てください。」と言う。「では解散!」と告げた矢先で声を上げる人がいました。

「ねぇ、帰りの電車って(午後)6時くらいでしょ?5時集合は早くない?5時半でもよくない?」

正直、私はどちらでもいい。早く散開して次の行動に移りたい。私の唯一の決め事は『幹事に従う』です。幹事は大変なんです。色々調べて色々考えては予定を立てている。口を挟むくらいなら自分が幹事をするべきです。しかし幹事は良い人なので「まぁ、そうだね…」なんて一応、理解を示している。ところが、この言い出しっぺは「じゃあ5時半!」とはならない。自分が決めたことになっては荷が重いのです。次々に聞いて回っては賛同者を募り始めた。

「あなた達って絶叫系に乗るんでしょ。並ぶから5時半の方が都合がよくない?」
「全部回るなら、少しでも長い方がいいよね?」
「5時半なら気持ちゆっくりできるよね?」

途中で「5時15分にしたら?」と何でもかんでも間を取りたい人が声を上げる。「それは中途半端だから、5時半でなければ5時のままでいいよ。」と言い出しっぺが却下する。とにかくコイツは5時半がいいのです。

「どっちでもいいから、早くしてくんない?」

つい、言いそうになるが我慢する。喧嘩になってはそれこそ長引く。「私は30分でも長い方が楽しいだろうと皆のことを思って・・・」なんて反論してくる姿が頭に浮かぶ。「だったら自分が幹事を担え!」と妄想喧嘩で時間を潰しながら、事の成り行きを黙って見守ります。

「じゃあ、17時半にしましょう。でも少し余裕が減りますので、皆さん絶対に遅れないでくださいね。電車に乗れなくなっては大変ですから。ここに17時30分ですからね。では解散!」

話がついたようで幹事が皆に告げる。時計を見ると11時25分。
満足そうな言い出しっぺからすぐさま離れ、だから団体行動は嫌いなんだよと増えた5分を不満に費やす。

というか投稿してるくらいですから、今日の今日まで不満が消えてません…

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