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苦肉の焼き方【日々のこと】

私は肉が好きです。そんな私の為に妻は時よりステーキ肉を買って来てくれます。特売だったとか、いい気分だからとか、私が買ったケーキのお返しとか。そんなステーキ肉が一枚、週末の冷蔵庫に鎮座していました。

せっかくの日曜なのでピザと一緒に食べようとなりましたが、焼き方が難しい。なんせ妻はよく焼きしか食べれない。黒焦げOK、赤いレアは部分的にでもNGなんです。そのせいか特に肉が好きではないと言う。でも少しは食べたいと言う。しかも焼き肉のタレでは不服と言い、塩コショウをしてのステーキ味として食べたいと言う。私は普通の焼き加減がいい。中がピンクくらいなら尚いい。味付けは何でもいいのですが、出来れば焼き立てを妻と同時に食べたいという願望だけが強い。なので焼き方が大いなる悩みでした。

で、最近マスターしたのが以下の焼き方です。
妻の肉は火が入りやすいよう細目かサイコロにカット、私の肉は太めにカットか何なら切らない。フライパンを熱したら妻の肉から投入、程よきところで私の肉も入れる。後は私の肉を好みに焼くのみです。それで妻の肉には十分に火が入る。黒焦げOKとはいえ焼き過ぎは美味しくない。ウェルダンで提供したいというのが焼き手の想いです。焼き終えたフライパンにポン酢とその半量の焼き肉のタレ、チューブニンニクを少々加えたらサッと混ぜつつ煮立たせる。その熱々ソースをステーキにかけて妻を呼んだら出来上がりです。

我が家だけでのみ有効な焼き方技法。他所での披露も何の応用も出来ませんが、夫婦双方が希望通りのステーキを頬張り、疲労を癒しては鷹揚に週明けの仕事に備えるための夕食には仕上がります。ミディアムとウェルダン好きの組み合わせで一緒に熱々を頬張りたいご夫婦が居れば、ぜひお試しを。

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