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王様の耳はロバの耳【日々のこと】

穴掘って叫ぶ話です。
子供の頃はなんのこっちゃと思っていました、穴に叫んでどうなると。

最近になってこの話の気持ちがなんとなく解ります。穴の替わりになるものが沢山ある今、世の中の皆さんも叫んでばかりです。そんなに誰かに聞いて欲しいのでしょうか?そういう人も一部には居るのかもしれませんが、大概は言うだけで満足しているものだと私は思っています。なんとなく吐き出したいだけ。それこそ小さな荷物でも抱えているのは面倒なので、丁度いい場所を見つけて下ろしている程度に過ぎない。私のnoteもそのような気持ちで書かしてもらってます。穴の替わりにここで叫んでいるだけ。頭の中の荷物を下ろして軽くしているだけ。でも厳密に言えばここは穴じゃないですから、何でもかんでも叫んでいい気にはならない。

もし王様の耳がロバの耳だったとしても、私はここには書けませんね。あの穴ですら最後はSNSのようになるんですもの、怖い怖い。

ちなみにあの寓話には「人に対して寛大な心を持つという教訓」って説もあるそうです。吹聴されたら寛大な心では対処しきれないのが現実。それでもなお人間は吐き出したくなってしまう、気をつけたいものです。

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