句歴を掘り返せ のんびりあん 編(6)

 インターネット句会のための「夏雲システム」が川柳界に広まったのは、
多舵洋さんのおかげだと思います。
 「透童つくえ」名義で、2019年8月のプレ・プリズム句会、9月からのプリズム句会に何度か参加させていただきました。

 なんでしょっちゅう名前変えるのかっていうと、まぁ、これは名実論でして。ちょっと作風を変えてみよっかな、ってときに変えるんですね。
 ほかの人から見たら、たいして変わってないのかもしれませんけど。
 ゴリゴリのヘヴィメタだったバンドが、おんなじ名前でポップな売れ線アルバム出すとか、違和感あるんですよねぇ。

 ×12カサカサカサを見ていない    (2019/08)
 朱をとびこえて荼枳尼天にトマト    (2019/09)
 またしてもデイジーの種生みかける        (2019/10)
 ローソンに未だあたたかいルーベンス  (2019/12)

 2019年9月23日 第5回 日奈久 de 川柳句会
 「自由律」 の川柳句会です。九州を中心とした各県から50名くらいの参加がありました。残念ながら、第5回をもって終了してしまいました。
 
 きざみショウガふりかけトコトンまで生きる  「生」 吉岡靜生 選
 ひょいと担いで白の平原  「生」 吉岡靜生 選・気になる句

 このとき選者のお一人だった俳人・加藤知子さんのお誘いで、『We』に投稿するようになります。年2回、既発表可です。
 俳句短歌誌 We  @tanka_haiku_We ツイッター
 みんな大好き 斎藤秀雄さんも投稿なさってますよ。
 川柳では、いなだ豆之助さんがいらっしゃいましたけど、現在は投稿なさってません。
 で、そういった影響からか、俳論や俳句集も少しだけ読むようになりました。実作は、とてもとても。

 
 2019年11月23日 大川川柳大会 
 投句後の空き時間に、いわさき楊子さんと人生初の「いちごつみ」を行いました。私が「1年経ったけど即詠ができない」とボヤいていたので、どうれ一丁鍛えてやろう、と思ってくださったのかもしれません。

 Y:大川のタンスに住みついた夜鷹

 N:住みついた猫は僕より年上で

 Y:雌猫にかまれた痕が発芽する

 N:隔週でバーゲンセール発芽米

 Y:米蔵の金庫を開けてからの修羅

 N:修羅しゅしゅしゅ細身のスーツ買いに来た

 Y:細めとか太めとかなし川柳道

 N:暖を取る柳と楊 義兄弟

 Y:イモとナスとヘチマとカボチャ義兄弟

 N:ヘチマだけ衣もらえず風呂にゆく

 Y:外風呂の下駄が片方見つからぬ 

 と、ここで大会が始まりました。

 

 
    
 

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