川柳について語る会・のんびりあん編(4)
2023年1月21日、雪上牡丹餅さんと西脇祥貴さんのツイキャス「川柳について語る会」にお邪魔してきました。 その4
https://twitcasting.tv/c:twit22casting/movie/757197154
川柳に類想ってあると思います?
「似てると思ったら似てる」って、この単細胞が(わたしだけど)。
たぶんここで問われてるのは、「類想だから切り捨てるって、おかしいのでは?まさか川柳はそんなことしないよね」ってことかも。
「定型、そもそも言語すら、類想でないとどうして言えよう」ってこと?
極端に言えば。
類想肯定派、と仮に言っておきますけど、のなかには、もう少しユルい、いわば「印籠」グループみたいなのもあって、人数としては、こちらのほうが多いんでしょうね。似たようなパターンで何度でも楽しめる人たち。光圀公の印籠。
あたしなんざは、誰々の劣化版、下位互換にならないようにするので精一杯ですよ。
メモ書きになら何を書いても自由だけど、発表するとなると他人様の時間と場合によっちゃ、おぜぜも奪うわけでしょう。それなりのモンは出しときたい。
これは川柳を始める前の話ですけど、むかし、絵を描いてて、わりとそこは、「個性なきものは去れ」「最も優れていなければ上手さは個性になり得ない」なんていう、ちょっと歪んだ世界で。そのくせ、けっきょく宝探しばっかりやってて。なんで自分の思うとおりにやらないんだろうって不思議でしたねー。今は、すっかり足を洗ったつもりですけど、「個性」の呪縛は、まだ完全には解けてないような気もします。
今日は、あんまり進まなかったなあ。
それじゃあ、ちょっと『川柳総合大辞典』第三巻 用語編 雄山閣(2007)からの抜粋を。
類句
モチーフが同じ類の句。類想の句。
着想や趣向や表現において、他の句と類似することを言うが、既成句の手法を借り、別な素材を取り上げることも含まれる。
類想
発想または着想が類似することで、そのような作品を類想句もしくは類句、古くは等類と呼んでいる。
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