見出し画像

Tempalayって知ってますか?

どうもこんです。

タイトルの通り、Tempalay(テンパレイ)って3ピースバンド知ってますか?僕は4月くらいにSpotifyで出会いました。確か。

まず知らない方はこれ見てください。とりあえず。

はい、見ました?見ましたね?

頭かき混ぜられる音楽

かき混ぜる、混乱させられる、こんな例えでいいのかわかりませんがそんな感じです。でも、頭ぶん殴られるというよりは緩くずっと揺すぶられてるような感じ。

でもこれが心地よいのです。慣れると。

僕も初めて聞いたとき「なんやこの音楽」と思ってSpotifyのお気に入り登録をポチッとタップしました。世にスルメ曲なるものがありますが、彼らの音楽はそのスルメかもしれません。

そなちね=今年のマイベスト

気になるといろんな曲を聴きたくなっちゃいます。Spotify、というかサブスクはこういうときに便利ですよね。わざわざ毎回TSUTAYAに行かなくていいし、全曲聴いても定額だし。

その中で一番耳に残ったのが「そなちね

彼らの音楽って、やっぱ変なんです(褒めてる)。楽器や音楽の用語は詳しくわかりませんが、なんかケフカ(FF6) のテーマみたいなコミカルな音が耳に付きます。と思ったらしっとりとしたサビが待ってます。メロディーですっかり引き込まれて、からの歌詞ですよ。

1番では新しく生まれた命「そなたは美しい 光あれ」って歌ったメロディで「せめて今日だけは生きていたい」と切羽詰まった2番。

「そなちね」というタイトルでなにか思い出した方はそれであってると思います。そう、北野武の「ソナチネ」という映画に着想を得た曲らしいです。僕はこちらを見たことがないので多くは書けませんが北野映画最高傑作らしいです。残念ながらサブスクで無さそうなので近々TSUTAYA行きます

MVに「ソナチネ」のオマージュがあちこちにちりばめられているらしいので、ご存じの方はチェックしてみるのも面白いかもしれません。個人的には普通にかっこいいMVだと思います。

終始ご様子のおかしいMVですが、これがかっこいいんです

21世紀より愛をこめて

2019年6月発売の本日現在彼らの最新アルバムのタイトルです。

美しさ、儚さ、歓喜、絶望が混在した怒涛の時代をTempalayという新しい音楽の形で表現した最新作。理解を越えたものほど美しくせまってくる。表現に飢えまくった平成最期の悪あがき。これまで以上に自由でクリエイティブで中毒性抜群の楽曲を収録。(アマゾンより)

とのこと。

このアルバム、1曲目表題曲の「21世紀より愛をこめて」から終始かき乱されます。なんつうか、疲れます。40分そこそこのアルバムを聴くのにここまで体力が必要だなんて思ってもみませんでした。彼らの音楽を舐めてかかった結果でした。

例えるならサウナ。別に、さっと入ってあー暑かったなぁなら大して疲れませんが、しっかり耐えて、水風呂で締めて、外気浴。これを3セットもやった暁には体力的にはなかなか疲れますがしっかりと整います

こちらのアルバムもしっかりと整いポイントがあります。そう、最後の曲「おつかれ、平成」です。

見ての通りまだ精一杯
生きるのにただ精一杯
「おつかれ、平成」より

令和が始まってすぐのリリース、「おつかれ」って平成に言っていはいますが「精一杯」だったね、って辛辣なやつ。でも、事実私たちは「精一杯」でした。

昭和62年生まれの僕は物心ついたときには平成でしたし、僕の思い出は全部平成でした。「生きるのにただ精一杯」な平成の思い出です。バブルは崩壊し、リーマンショックが訪れ、そして2011年3月11日。

唸るようにゆれた地面は
同じようにうねる津波が覆う
「おつかれ、平成」より

整いましたか?

このアルバムを聴き終えて、「大東京万博」に挑戦してください。最初と印象が違うと思います。僕は違いました。率先して音に酔うことができました。甘美なウイスキーを舐めているような感覚です。

それこそサウナのごとく、この流れを覚えるとすごく心地よいのです。最後の「大東京万博」が。不思議ですね

では、ここまでちゃんとTempalayを聞いた皆様に最後の混乱を。

ちゅどーん!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?