京王杯2歳ステークス2021 のなめちゃんの予想

G1ラッシュの合間の週にある京王杯2歳SとKBSファンタジーS。

東西で牡馬牝馬の1400という、直接暮れの2歳マイルG1につながる1戦ですね。

僕が競馬を始めたのが2018年で、その年の勝ち馬はダノンファンタジー。先日もスワンSを完勝しました。その後のレシステンシア、メイケイエールも言わずもがな。G1でも勝負できる馬が出てくるのがこのレースという印象です。

しかし個人的には馬券的に狙いづらいレースであり、過去3年はほぼ参加していないレースとなっています。

今年のメンバーを見渡すと、小倉2歳Sを圧勝したナムラクレア、サフラン賞を勝ったウォーターナビレラが人気。個人的には2倍つくならナムラクレアを押さえたいくらい。今年も不参加かもしれません。

大丈夫です。京王杯2歳Sの話をします。

全頭前走評価

最初の予想記事なので書き方は模索しながらですが、全頭の前走を見てみることにしています。苦しい展開でも勝っている馬は、レースレベルが上がっても好走するかもしれません。また、スムーズなレースで勝った馬、勝った相手がその後停滞している馬はレースレベルに疑問符が付くため、評価を下げることになります。

全頭評価に入る前にお急ぎのあなたに、気になっている馬は以下の通り。
そこだけ読んでも大丈夫です。

③キングエルメス
⑤ベルウッドブラボー

それでは全頭見てみましょう。

①スズカコテキタイ

前走は東京ダート1400m。前走ダート馬は基本的に狙わない主義です。
2番手から上がり2位でスムーズなレースですね。力は抜けていました。

②テーオースパロー

前走は阪神芝1400mで6頭立てのもみじS、カジュフェイスが逃げる最後方から進めて直線の坂でギリギリ2着まで持ってきたレースです。上り最速は評価できますが、中盤も緩まないペースかつ6頭立てというのは評価が難しいですね。前走通りに進めると内で詰まる可能性もありそうです。

③キングエルメス

前走は札幌芝1500mのクローバー賞。スタートがいまいちで道中は中団で常に手が動いており、外を回して直線に向いたものの、馬の口が外を向く場面が何度かあり、最後の100mくらいでようやくまっすぐ走っています。馬がまだ若い印象ですが、好スタートから勝った新馬を見るとやる気を出せば力はありそう。前走の負けで人気もしていないので妙味がある馬です。

④ファンデル

前走は中京芝1400mのききょうS。ドーブネが買ったレースで終始後方のまま最下位。スタートから行き脚がつかずに内を回して、直線も末脚が冴えずという内容で、少し狙いづらい負け方だなという印象です。

⑤ベルウッドブラボー

前走は新潟芝1400mのダリア賞。スタートで外にヨレながらも3番手を確保、直線ではまっすぐ走って差し切り勝ち。上り3Fは33.5で最速、2着のコムストックロードは続く新潟2歳Sでオタルエバーにクビ差迫る4着。その新潟2歳Sは5着のスタニングローズがサウジアラビアRCで3着、6着のキミワクイーンが次走で1勝クラス勝ち抜けとなったことを考えるとレベルは高いのではないでしょうか？この人気なら狙っていきたいです。

⑥セルバーグ

前走は阪神芝1600mの新馬戦。好スタートから4番手で進めて直線は進路を探しつつ、空いた内側を選択して突き抜けました。馬群の中で競馬をしたのもいい経験になったと思いますし、折り合い面からも短縮はいい方向に向きそうです。

⑦アポロルタ

前走は中山芝1200mの新馬戦。中団内目から直線で空いたところを追い出して差し切り。上り3Fは4位ですが、比較的スムーズな競馬に見えましたし、内容は良かったと思います。ここはチャレンジですね。

⑧トウシンマカオ

前走は新潟芝1600mの新馬戦。2番手からスムーズに回して残り200から追い出しての勝利。スタートからの二の足にスピードがあったことから、ここでも先行して競馬をすると思われます。直線でもまじめに走っていましたし、ハマれば勝ち負けもあると思っています。

⑨レッツリブオン

前走は東京芝1400、同舞台の未勝利戦。2着のスピードグラマーはその後ダートで①スズカコテキタイの2着で、レベルは何とも。レースは内を回して直線で外に出して差し切り。しかしオッズ的には開幕週での好タイムと同舞台での勝利が評価されると思われ、あまり旨味は無いと思います。

⑩コラリン

前走は中山芝1200のカンナS。スタートで立ち上がり気味に出遅れて後方待機、外を回して差し切り勝ちでした。良い末脚を持っていますが、出遅れへの懸念がある1番人気はあまり強く推せないところです。ルメールJで過剰人気気味ですし、狙いたい馬もいるので押さえまで。

⑪ラブリイユアアイズ

前走はクローバー賞、番手からコーナーで前に出て押し切る正攻法の競馬。今回外目の枠ということでどうか微妙ですが、力は上位だと思います。キングエルメスを狙いたいので、この馬も人気はしていますが押さえます。

⑫ジャスパークローネ

前走はもみじS、カジュフェイスの2番手から粘りこんで3着。最後に②テーオースパローに交わされていますし、末脚も発揮できなかったことから積極的に狙いたい馬ではありません。

⑬ヴィアドロローサ

前走は札幌芝1200mのすずらん賞。前の馬を見ながら直線で外に出してポメランチェを差し切り。スピード感ある競馬で9頭立てとは言え良い勝ち方だったと思います。

⑭シゲルファンノユメ

前走は中山芝1200のカンナS。最後方からひとつ前のコラリンについてきての2着と見ているのであまり重視していません。東京芝1400も大外が良い印象が無く、今回は馬券は買わないと思います。

のなめちゃんの印

以上を踏まえて印をつけますが、現時点での決まりごとはこれだけ。

・1番人気を本命にしない（執筆時点、あるいは予想オッズ）

もちろん1番人気の勝つ可能性が高いのは承知しています。しかし、そもそも馬券になる馬は3頭いて、1番人気が馬券になっても他の2頭は1番人気ではないわけです。ということは、長期的に回収率を上げたければ大きい払戻しが必要、つまり1番人気から買っているとジリ貧になるという話です。

ちなみに後から1番人気になったらしょうがないです。未来は読めないので。

ということで今回の印はこうしてみました。

◎⑤ベルウッドブラボー
○③キングエルメス
▲⑪ラブリイユアアイズ
△⑧トウシンマカオ
☆⑥セルバーグ

のなめちゃんの買い目

単勝　3 100円
　　　5 200円
ワイド3,5-3,5,6,8,11 7点 各100円

合計1,000円、とてもリーズナブルな買い目になりました。

もし予算に余裕があれば、コラリンも相手に入れて良さそうです。

レース結果

1着　○キングエルメス
2着　△トウシンマカオ
3着　▲ラブリイユアアイズ

9着　◎ベルウッドブラボー

レースはキングエルメスが前に出て、内から盛り返したスズカコテキタイと競り合いながら直線に向きました。そこから何度かヨレそうになりながらも坂井Jがしっかり追ってくれて、後ろからの追撃を振り切りました！

馬券も公開した買い目で単勝・ワイドが当たって思ったより大きい配当に！

印をつけた他の馬の話をします。本命のベルウッドブラボーはスタートは良かったものの出たなりで中団に控えていました。最後の直線では外のコラリンに何度か寄って右に張る癖が出ていた印象です。今回は馬場を生かした前残りの決着でしたし、次走右回りを使って人気落ちするなら再度狙いたいところです。

セルバーグは頑張っていましたね。今はこれくらいでしょうか。

その他、外枠の馬はそろって出遅れましたが、上り最速のヴィアドロローサはもったいなかったですね。ただこの上り最速と出遅れは一目見て分かるデータなので、次走はそこまで人気落ちしないと思います。

次回更新予定

今週末は更新が難しそうなので、次回は来週のエリザベス女王杯の記事になりそうです。3歳馬が参戦すると楽しみが一層増しますね！！

それではまた。