エリザベス女王杯2021 のなめちゃんの予想

先週のブリーダーズカップは日本競馬にとって歴史的な1日になりましたね。僕も早起きしてラヴズオンリーユーの快挙を生で観ることができたのが本当に嬉しかったです。

とは言えやっぱりマルシュロレーヌ。ダート牝馬路線で一強とも呼べたこの馬がダート牝馬路線唯一のG1であるJBCレディスクラシックではなくブリーダーズカップディスタフを選択すると聞いたときは「挑戦するなぁ」と思ったくらいだったのですが、起きてからマルシュロレーヌが勝ったと聞いて耳を疑いました。

それまでの日本馬は米国ダートのスピードに対応できずにズルズル下がっていくのを見ており、あのマテラスカイでも5着が精いっぱいでしたからね。

どちらも関係者の喜びようを見ていると感動しました。久々に感動した!って思いました。

さて話は日本に戻してエリザベス女王杯。前回予想した京王杯2歳Sの馬券は上手くいきすぎましたが、勝ったキングエルメスは骨折休養ということで残念です。3か月かかるとなると、春の重賞ではまた見ることができるでしょうか。

エリザベス女王杯はどちらかというと好きな馬を応援しがちで、しっかり当てたのは2018年以降では2018年、クロコスミア2着で払い戻しが大きくなった年だけですね。ラッキーライラックが好きだったので、女王不在の中で混戦模様という印象です。

全頭前走評価

前回に引き続き、前走の展開利、展開不利、それと今回への展望を見ていきます。

今回注目しているのはこの馬。

⑤ステラリア
⑥ランブリングアレー

それでは全頭見てみましょう。

①レイパパレ 

前走はオールカマーG2)4着。12番枠から2番手を取りに行き、3-4コーナーで上がってきたグローリーヴェイズに対抗するなどかなり消耗が激しかったレース。出たなりに進んでも前の方で競馬ができる1番枠は基本的にプラスでしょう。ハナを切りたいロザムールを制するほどではないので、その後ろで進められたら。ただし馬場の内側は昨年(開幕2週目)ほど良くないですし、距離もギリギリ持つかな、くらいなので相手まで。

②クラヴェル

前走は新潟記念(G3)3着。中盤は周りに馬がいない中でスムーズに競馬をしていましたが、直線に出てからは進路を何度も変更して、最後は外のマイネルファンロンに差されてしまいました。2走前の中京記念(G3)3着も後ろから3番手を進んで内を差してきてのもの。展開に左右されるタイプの馬だと思います。

③アカイトリノムスメ

前走は秋華賞(G1)1着。ソダシをマークしたアンドヴァラナウトの外で競馬を進め、直線では進路に困ったアンドヴァラナウトを尻目にスムーズに抜け出して勝利。3番枠がどうかですが、クラヴェルのテンの速さを考えれば、スタート後にレイパパレを見ながらポジションを考えられるでしょう。本命でも良いくらいですが、1番人気しそうなので対抗です。

④イズジョーノキセキ

前走は西宮S(3勝クラス)2着。勝ったジェラルディーナは秋華賞には出られなかったものの、来年重賞を賑わせてくれるであろう大物。レースは中団の内を進みながら直線で外に出してジェラルディーナと合わせ馬の形で離されてしまっています。展開次第では突っ込んでくるかもしれませんが、条件戦から馬券圏内に来たのは13年のラキシスまで遡ります。G1なので格が欲しいところ。

⑤ステラリア

前走は秋華賞6着。最後の直線はよく伸びてファインルージュに次ぐ上り2位の末脚を使ったが、道中でのポジションが厳しかった印象。オークスはどう見ても疲れがあったので、休み明け2走目なら。今回もある程度中団につけられたら今の馬場は合う印象。人気もあんまり無いので狙いたい馬です。

⑥ランブリングアレー 

前走はオールカマー7着。3コーナーで外からグローリーヴェイズが上がってきたときに前が壁で何もできず、最後の直線に出してから少し追うくらいしかできなかった。2200は長いとの意見もあるが、陣営としてはそこまで気にしていない印象。上積みもあって狙いたい1頭。

⑦シャムロックヒル

前走はクイーンS(G3)9着。外から出していったものの枠の差で逃げられず3番手。3コーナーではもう手が動いていっぱいいっぱい。ちょっといいところはありませんでした。

⑧テルツェット 

前走はクイーンS1着。後ろで脚を溜めて、直線で弾けて差し切り。この方法なら2200でもやり合えそう。突っ込んでくる可能性は十分にあります。ただし思ったより人気しそうで、それと比べると、買うなら押さえまでです。


⑨ウインマリリン 

前走はオールカマー1着。1番枠から先行し、逃げるロザムールを見ながらレイパパレの内を進みました。直線で進路がなくなったものの、立て直して間を突いて差し切ったのは強い内容でした。今回9番枠はそこまで悪くないものの、インタビューでたけしJが言及していたように右肘の腫れで熱発を起こしたり、状態が良くないというのが気になります。1週前の追切ではマイネルファンロンに遅れを取ったものの、最終追い切りは格好をつけた形でした。上積みは望めないものの、現状の力は出してきそうです。

⑩ムジカ 

前走は新潟牝馬S(OP)3着。最後方からの競馬で外を回して上り1位ということで、上りを使うレースが得意なイメージです。しかしこのレースは上りが使える馬が多いこと、まだ3勝クラスということもあり積極的には狙えません。

⑪ソフトフルート

前走は新潟牝馬S2着。ムジカの1列前から同様に末脚勝負で2着。7頭立てのレースだったこともあり、勝ったマリアエレーナは強い馬ですが、こちらも良い脚を伸ばしています。昨年6着というのもあり、秋華賞ではなくこちらを狙っている今年は穴として狙おうかと思います。

⑫デゼル

前走は府中牝馬S(G2)で16着。イレ込みも厳しく、レースでも川田Jは状態を鑑みて前から競馬することを選択。直線では全く手ごたえ無く後退。このレースは比較的度外視できるかもしれません。2200がどうかは微妙ですが、ポジションが取れればチャンスはあるかもしれません。程よい人気ではないでしょうか。

⑬リュヌルージュ 

前走は新潟牝馬S6着。逃げてのレースでしたがG1では少し厳しいイメージですね…

⑭ロザムール 

前走はオールカマー10着。逃げて上りがかかるタフなレースで実績が多いですが、差し決着になりやすい阪神2200は向いていないと思います。

⑮ウインキートス 

前走はオールカマー2着。ウインマリリンの後ろで力をセーブして進められたのが何よりの展開利だったと思われます。今回は外枠で進め方も難しく、前走で人気するなら軽視したい1頭です。

⑯アカイイト 

前走は府中牝馬S7着。ゲートを出遅れてしまい、後方で進めたものの大外に出して追い込んでの結果。このレースなら距離が伸びても良い気がしますし、人気薄なら押さえても良い1頭だと思います。

⑰コトブキテティス 

前走は六社S(3勝クラス)1着。アルゼンチン共和国杯に出てきたら本命まで考えていたんですが、こちらでは大幅な相手強化ですので、力不足な感じが否めず…

のなめちゃんの印(11/14更新)

印の決まりごとは今回も同じ。

・1番人気を本命にしない(執筆時点、あるいは予想オッズ)

その観点から今回の予想はこの形。

◎ステラリア
◯ランブリングアレー
▲アカイトリノムスメ(連軸なら)
△レイパパレ、ウインマリリン
☆2,4,11

やはり3歳馬を軽く見ると痛い目に合う(芝のみ)のが2021年だと思います。アカイトリノムスメから買っても良いのですが、少し考えてこの形にしました。

のなめちゃんの買い目(11/14更新)

単勝 5 200円
馬連 3-5 100円
ワイド 1-5 200円
    3-5 300円
    5-6 100円
    5-9 100円

計 1,000円

→11/14変更 思ったよりランブリングアレーからのワイドが美味しくないのでステラリアからだけにします。

一方、アカイトリノムスメから三連複をフォーメーションにしてもいいかもしれません。

その場合は手広く、3-1,5,6-1,2,4,5,6,9,11の15点など。トリガミが1点ありますが、傾斜をかけて高め狙いも面白そうです。

レース結果

1着 無 アカイイト
2着 ◎ ステラリア
3着 ☆ クラヴェル
4着 ☆ ソフトフルート
5着 ☆ イズジョーノキセキ

本命のステラリアはかなり好位置でしたが、途中から上がってきた他の馬に少し邪魔されつつも直線では外から伸びて2着。7人気であったことを考えるとよく頑張ってくれました。

しかし対抗ランブリングアレーは9着、連軸のアカイトリノムスメは7着と伸びきれず。差し決着という狙いは合っていましたが、頼みの相手と連軸が沈んだことで馬券は外れました。

勝ったアカイイトも人気薄なら押さえても~とコメントしていましたが、ここまで手は回らず。それにしても☆が3-5着を占めているので三連複よりワイドで攻めるべきだったと思います。

画像1

(予算が無くて三連複12点にしてしまいました)

次回更新予定

コミケに受かったので1週間に複数回の更新はちょっと厳しいですね。次回はマイルCSでしょうか。グレナディアガーズを再度買う時が来たかもしれません。

それ以外の重賞はツイッターで更新するかもしれないので、良かったらフォローください。

https://twitter.com/nanash1chan


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