格闘ゲームの対人戦はやりこみという考え

はじめてnote書きます。
格ゲーを触ってからの歴は長いですが、今はたまに遊ぶ程度です。そのレベルの人間が書くことです。
世に出ている全ての格闘ゲームをやっているわけではないので、もしかしたらそういうものや、僕が考えているものは既にあるのかもしれません。もしあったら僕が世間を知らないだけのカスです。ごめんなさい。
最初の方はただの導入です。結論から知りたいせっかちな人は、そもそもこんな文章読まないで他のことに時間を使った方が有意義です。

先日、ふとゲームセンターに行きたくなり、普段やらないシューティングゲームにお金を入れて遊びました。
タイトルが出ていなかったのか僕が文字を読めなかったのか定かではないんですが、恐らく式神の城だったと思います。
1面をノーミスでクリアできて、僕はもしかしてシューティングの才能があるんじゃないかと思い、他人に見せづらい顔をしながらゲームを進めていたのですが、「それは錯覚だぞ」と完膚なきまでにメーカーさんにボコボコにされました。

その後、家に帰ってから数年前にデススマイルズを買ったことを思い出したので、インストールして遊びました。ツンデレっぽいパツキンの子が可愛いなーと思いながらアーケードスティックのレバーとボタンを操作していました。
コンティニューしながらではありますが、クリアはできました。中々の達成感。ゲームはやっぱりこうなるから面白いんだよね。
ツンデレっぽいパツキンの子は可愛いと思っただけで特に使っていなかったので、二回目はツンデレっぽいパツキンの子とは別の魔女っ子を使いました。
こちらもコンティニューしながらではありますが、クリアはできました。中々の達成感。ゲームはやっぱりこうなるから面白いんだよね。

次は三人目かマルチエンドの別エンドを見るか。さて、どう遊ぼう。と思いキャラ選択画面に行ったのですが、短時間で同じ面、同じストーリーを体験した僕の小さい大脳から囁きが飛びました。「もういいんじゃない?」って感じのが。

この、「もういいんじゃない?」って何でなったのか。何か似ているものがある気がしたんですが、これ格闘ゲームでもこんな感じじゃないかなと考えたのでnoteを書きました。シューティングゲームの話は終わりです。

「もういいんじゃない?」は何か

今回僕が考えた格闘ゲームの「もういいんじゃない?」は
・提供されている楽しみ方の大半が、やりこみ
・やりこむ前のモードが不十分
というところでした。

提供されている楽しみ方の大半が、やりこみ


今回はシューティングゲームを例にしましたが、1週が約30分くらいで1キャラが終わります。これは格闘ゲームでも同じことなんじゃないかと思います。
格闘ゲームで自分の好きなキャラを選んでゲームをする。ラスボスが強くて倒せなかったから難易度を下げて再度挑戦してもっと時間がかかることもあるでしょうが、大体1週が30分くらいだとします。長いムービーありのモードはちょっと分かりませんが、アーケードモードだと大体それくらいだと思います。いや、私はエンディングを見るのに何時間もかかった!!!そんなに短くない!!!という方がいらっしゃいましたら、あなたはそのゲームを遊んで満足感で一杯かと思います。とても良いことだと思います。
ラスボスを倒してさくっとエンディング。可愛い、カッコいい絵がズババーンと表示されてゲーム攻略です。中々の達成感。ゲームはやっぱりこうなるから面白いんだよね。

次に何をするか。なんですが、他にも魅力的なキャラがいるのであればそのキャラを使ってラスボスを倒してさくっとエンディングまでいけるかと思います。ストーリーを全キャラ見ないと気が済まない!という人であれば、全キャラでラスボスを倒してさくっとエンディングを見るまで頑張れると思います。
ですが、見た目のカッコいいキャラがいて、私はこのキャラを使ってみたい!ストーリーはどんななんだろう?声も攻撃も可愛いキャラがいて、俺はこのキャラと手をつなぐ夢が見たい!ストーリーはどんななんだろう?となっていた人が、赤いパンツをはいたモヒカンや、腕や足が伸びる白目のストーリーを知りたいとなるのか僕には判断がつきません。
もし他に使いたいキャラもいないのであれば、ここでゲームが終わってしまいます。決して安くないお金を払ったのにエンディングまでがとても短く、数時間しか遊べなかった。ということになってしまいます。

遊び方を工夫して、難易度を高くしてみよう。とか対戦時間を少なくしたら面白いんじゃない?と設定を弄って周回プレイをする方もいらっしゃるかもしれません。これも格闘ゲームの楽しみ方の一つだと思います。これで満足できる方は格闘ゲームを一人で楽しめる方です。格闘ゲーム界隈において稀だとは思いますが、大変貴重な存在です。今後とも宜しくお願いします。

さて、ここでメニュー画面から嫌でも目に入るであろう ネットワーク対戦 という全角カタカナ、漢字の並びがあります。
格闘ゲームは対人対戦が華として扱われます。これが本編だという人もいれば、そもそもストーリーすらやったことない、対戦モードしか知らないという人もいます。
せっかくだし、別のモードもやってみよう。俺もクソ強かったラスボス倒してエンディングも見られたくらいだし、対戦行ってみっか!と軽い気持ちで行ってみたら、何か今までとゲームが違う?ボタン押す指を親指から中指に変えればいいの?今まで勝てていたことやってんのに勝てなくない?と、沈黙の臓器すら悲鳴を上げるほどボコボコにされた経験があるかと思います。

僕は、ここから先、対人戦が他ジャンルでいうところのやりこみにあたる部分だと考えました。やりこみというオタクの領域です。
例を出すと、シューティングゲームにおけるハイスコアアタック。アクションゲームにおけるノーダメージクリアや、タイムアタック。ロールプレイングゲームで言うところの低レベルクリアなどです。
ここで対人戦に慣れていないプレイヤーが対戦をやめてしまう理由が
「やりこみまでしないでも、ゲームクリア(好きなキャラのエンディングを見た)したからもういいや」
になるんじゃないかと考えました。
もっとゲームをやりこんでみたい!と思う方はトレーニングモードで黙々と練習して対人戦をこなしていける人です。格闘ゲーム界隈において大変貴重な存在です。今後とも宜しくお願いします。

しかし、この「もっとゲームをやりこんでみたい!」という方が少なく、対戦モードまでいかずにやめてしまうから格闘ゲームに新規の方が増えない、増えづらいんじゃないかと思います。

やりこむ前のモードが不十分


格闘ゲームをやりこむ前にやめてしまった方たちは、どうやったらやりこむ側にきてくれるでしょうか。
僕は、通常プレイ(エンディングをみるための一人プレイ)から、やりこみプレイに行くまでをすんなりと移行させてあげる環境をメーカーが提供することだと思います。格闘ゲームは一人用をもっと充実させるべきだという考えの方がいらっしゃいますが、僕も同意見です。

アクションゲームなんかだと、特定の攻撃じゃないと倒せない敵とかダメージが与えづらい敵がいたりします。
これを格闘ゲームにして、通常プレイの中にVトリガー中でなければ倒せない敵とか
ガードキャンセルをすることで、相手のバリアが剥がれて攻撃が当たるようになる敵とか
低空ダッシュからのコンボじゃないと与えるダメージが下がる敵とか
対人戦で使われる技術をトレーニングモードや、チュートリアルじゃなくて、通常プレイの中で手に馴染ませてあげることが必要だと思います。
僕は発想力がオカメインコの糞ほどにも無いのでこれがゲームとして面白いかどうか分かりませんが、システム使って遊んでも面白くないならそもそもそのシステム面白くなくない?
トレーニングモードやチュートリアルでは、練習をさせられているという感覚が出てきてしまいます。そうではなくて、遊んでいる中で自然とそういうことが覚えられる環境の方が良いと思います。

トレーニングモードの心境

対人戦で勝つためにはトレーニングモードでコンボ練習してから、技が出せるようになってから、確定を調べてから、そうしたらようやく土台に立てる!皆やっていることだ!という方がいらっしゃいます。
まあ、実際その通りなんですけれど、僕はこれを対人戦をやったことない人に言うのは酷だと思っています。これ、ブラック企業のクソ上司と同じくらい。
選んだキャラでエンディングを見るために一人用で遊べていたレベル。例えばジャンプ大キック>しゃがみ大キックとか、相手の起き上がりに密着して無敵技を出すとか。これって、「遊んでいるうち」にこの行動で敵が倒せるという学習をしたから楽しめたんだと思います。
ですが、対人戦のためにトレーニングモードで練習をしなければいけない。やらされている感が強い。やっても真のエンディングや8月32日を迎えられるわけでもないし、確実に勝てるわけじゃない。結局、俺何やってんの?という気持ちが出てきてしまうのではないでしょうか。

チャレンジモードは素晴らしいか

いや、一人用で練習かつ面白いチャレンジモードがあるじゃないか!何言ってんだ!と言う方もいらっしゃいます。
実際にチャレンジモードをやってみたら面白くて対人戦に行った人もいるかもしれません。そういう方は格闘ゲーム界隈にとって大変貴重な存在です。今後とも宜しくお願いします。
本当に基礎のコンボなんかはとても親切でありがたいものです。ですが、僕はこのモードをやって対人戦で戦えるようなやりこみになるとは思いませんし、お題に出されるコンボよりもっと良いものがネットにいくらでも流れています(これは発売前に用意されたものなので仕方ないですが)
それよりも、選んだキャラの強みってこういうところだよ。とか、こういうところが弱いからこういう練習をしておこうとか、そういうことを教えてあげた方が良いんじゃないかと思います。

対人戦未経験者に対戦をしてもらうために

僕は、一人で遊ぶためのモードから、対人戦に備えるためのモードを経て、対人戦に移行させる仕組みを作るべきだと思います。言いたかったのはこの行だけです。最初に結論から話せない人でした。ごめんなさい。
格闘ゲームは対人戦が華なのはその通りですが、比重が対人戦ばかりに行き過ぎているんじゃないでしょうか。
ストーリー見て終わり!って言う人を、実は対人戦っていうやりこみがあるんだけれど、どう?飴あげるからついてこない?って少しずつ誘導できるともう少し対戦の人口は伸びるんじゃないかなーと思います。
対人戦の入口をやりこみじゃなくて、クリア後のダンジョンみたいな感じにね

対人戦未経験者が対戦をするために

今やっているゲームを楽しんでください。対人戦というやりこみになったとしても、スティックとボタンを押してキャラを動かしながら楽しんでください。楽しめなくなったらやめどきです。ファミチキ買いに行く間だけやめるでも、一生やめるでも良いです。
やりこみというオタクの領域に行かなければ格闘ゲームから逃げたということでもありません。対人戦はやりこみです。
通常プレイでも楽しく遊びましょう。遊べなかったらクソゲーです。


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