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サイクル理論を使った環境認識&カウントに関して

のなめです
トレードコンテスト延期になってしまい申し訳ありません

お詫びというわけではないのですが以前結構DMでサイクルを見ながらチャートをすっきりした状況にどうしているのかという質問ももらっていたので
それに関して書いていきたいと思います

普段PCより下位のサイクル(HPCを除く)は本数で数えることはないのですが一般的に使われている下記のカウント表記および本数でやっていきたいと思います

  • PC 15~21本

  • MC 35~45本

  • 4HC 60~80本

  • 1HC 80~120本

おそらくこの表記と本数でカウントしている方が多いかと思います

まずやっていくのは各サイクル事に色分けを上記本数分の枠を作っていきます

各サイクルの期間を色分けして枠を作成してあります


このようなものを作っていきトレードに使えるとされる大きなサイクルから見ていきます

ピンク矢印が起点と考えていきます
※なぜそこなのかは今回割愛します

  • その起点から14本目までの日付範囲を作成

  • その日付範囲の横に作成したPC枠を移動

※起点を1とカウントする人も多いと思いますがズレが多くなるので起点は0としています
これでPCのボトム時間がどのあたりになるのかあらかじめ目安としてわかります

残りのサイクルも同様に作業していきます

すべて完了するとこのような形になります
1Hのボトム時間になり2位相目に移行した場合には矢印をつけて次のボトム時間に1Hボックスを移動します

一応矢印も同じ色で分けておきます
そうすると次に問題が生じます

何が問題なのかというと4HCの支配性により1Hにイレギュラーが生じてしまう可能性があるということです
今回は1HCが短縮されて4HCがボトムをつけた形になります

PDFにも記載していますが

イレギュラーになる可能性があるのは上位サイクルのボトム時間です


1位相目は基本的に上位サイクルのボトム時間で下位サイクルにイレギュラーが起きるくらいなので
MCには基本的にイレギュラーは起きないということになります

  • なぜMCは起きないのか・・・?

単純にMCの上はPCでPCのボトム時間ははるか遠くにあります
MC内でイレギュラーが起きる可能性があるのは

  • 1Hが3回、4Hが1回

これだけしかありません
知っている人は多いと思いますがサイクル理論にはこういったガイドラインがあります
※トップをつけたのかどうかという判断基準も簡易的に測ることは可能です

順番に今度はMCのボトム時間まで進めていきます

そうすると、ここでも問題が発生します
どれもきれいにカウントできるボトムがありません
この状況だといろんなものがイレギュラーになります
サイクル理論のルールやガイドライン上これはあり得ません

勘のいいひとならわかると思いますがゴールドのMCは35~45本ではないということです

もし1Hのボトム時間が4Hのボトム時間になるという状況であれば4Hが短縮されたことになります
これはサイクル理論におけるルールの支配性というところを逸脱しています
つまりこの状況ではカウントはできずサイクル理論は破綻します

最終的にどのようなカウントになるかというと・・・

ボックスは少し邪魔だったので横にずらしてあります
MC1の内部は3位相構成で4HC3がMCの支配性により短縮されてボトムを打ちます

そこからMC2-4HC1-1HC3延長
HPCの支配性によりMC2は短縮という形になります

一番右のオレンジ矢印は本来HPCBになるので色分けが必要です

今回PCはコンビネーションパターンでイレギュラーが多く出るパターンになっているということになります

最初は複雑化したコンビネーションかと思っていましたが単純パターンでした

普段から本数を当てはめるだけではなくイレギュラーになる可能性があるポイントを把握してカウントしていくことでこういったパターンにも対応できるようになります

この想定が崩れる場合に関してですが次のHPCTを上抜いた場合になります

このポイントを上抜くとこの想定は崩れていくため別のシナリオを考える必要があります
その場合はもっと上位のサイクルがHPCBだと思っていたところでボトムを打ったことになります

実際のところ本数で見ていないという点や期間が少し違ったりするので普段通りかといわれると違ってきますがやり方はこんな感じです

トップやボトムの見極め方はFEやFRを使って考えていく感じになるためまた別の話になります
簡易的なものはPDFに記載してあるのでそれを参考に応用していってもいいかと思います

後半はカウントの仕方からは少し話がずれました

重要なことを最後にまとめておきます

まとめ

  • 各サイクルのボトム時間帯ボックスを作りあらかじめ設置する

  • 矢印で各サイクルの起点を把握

  • イレギュラーになる可能性があるポイントの把握

  • イレギュラーになったとき何位相構成のパターンなのかを考える


ここに書いたことがすべてではないですがこのような感じで考えていくとサイクルのカウントがしやすくなっていくのではないでしょうか


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