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相手の考えを引き出す

授業づくりの相談

本日は日曜日にもかかわらず4本のミーティングがありました。多いなぁ。笑
まず1本目は、小学校の先生が近々、研究授業をするらしく、その授業内容をどうするか悩んでいるので話を聞いてほしいとの事でした。小学校6年生の国語でSNSの投稿に関する内容についての授業ですが、やりたいことと、子どもの様子や保護者等の外的要因による制限でできないことがあり、バランスをうまくとりながら授業組み立てるのに苦戦していました。

その先生らしい授業づくりの見方・考え方が育ってほしいなと思ったので、私や同席していた先生の授業づくりの考えを押し付けるのではなく、コーチングのスキルを使いながら、その先生の考えを引き出したり、整理することに集中して、お話しされている先生が自分自身で改善案を見つけれるように会話しました。

マイクロカウンセリング技法とは?

相手の話を引き出す時に役に立つのがマイクロカウンセリング技法です。マイクロという言葉に表われているように、コミュニケーションの形をひとつひとつ技法と命名し、目に見える形で習得できるようになっています。
オウム返し(言語追跡)とか開かれた質問・閉じた質問とかは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?詳細はこちらをご覧ください。

私は国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を持っていて、この資格を取得するのに筆記試験と実技試験があります。その実技試験でマイクロカウンセリング技法を活用し、クライエントが抱えているクライエントが気づいていない課題を引き出せるかどうかが合否基準になります。
つまり、この資格を有している私はマイクロカウンセリング技法を身に付けていると国から認定をされているわけです。エッヘン。笑

今回、いろいろ話を聞きながら意識したのが、制限の中からできる授業を考えるのではなく、もし何も制限がなかったらどんな授業をしたいのか?子どもたちにどんな力を身に付けてほしいのか?というところから考えてもらいました。そうすることで、まずは自由に創造する楽しさを感じてもらい、その上で、できることできないことを整理して、どうやったら自分が理想とする授業に近づけることができるのか?と言う流れで考えることが出来ます。
最後に、ICTを活用することで子どもたちの話し合いがより活性化したり、考えが深まったりするようなポイントはないか一緒に考えました。
様々なアイディアが浮かんだようで、話し合いの最後には「私はどうも固く考えすぎる部分があるようです。様々な立場の人からお話を聞けて本当によかったです。チャレンジしてみたいことが見つかりました。」と言っていただきました。めっちゃ嬉しい言葉ですよね^_^

対話しながら書いたホワイトボード。

結局、自分を変えられるのは自分だけ

人は他者から変えられようとすると抵抗します。
自分から変えたいと思わないと変われません。
考えを押し付けるのではなく、相手の考えを引き出して自分で新しい考えを見つけてもらうことで行動変容に導くことができます。

これは大人でも生徒でも一緒なので、ぜひこの投稿をご覧いただいた方はマイクロカウンセリング技法について学んでみて、生徒相手に練習してみてください。きっと子ども達の動きが変わりますよ^_^ 
そういや、私がロイロに勤務している時、営業チームのスタッフの皆にこの技法について研修をしたことがあったな🤔ソリューション営業をしている人にも必須のスキルですよね。


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