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ガールズバー日記vol.3

夕暮れ時に出歩いた時

茜色の空を遠くに見て
綺麗だな〜と思う反面

たまに赤色がすぎて

この世、終わるのでは?
みたいな気持ちになることがある

月とか赤く見える日
寝る時に思い出して怖〜と思う




今日は私の主観とデータに基づいた話


サービス業において欠かせない存在は

お客様である。

お客様があってのサービス

サービスあっての、では一切ない

求められたものをお客様に提供する
それがサービス業だ


だが時に
それを求められすぎたとき
それに応えられないとき
がやってくることがある



結論から書くと

良し悪しは置いておいて

「品のない顧客は女子が困る下ネタを話す」
「品のある顧客は女子が困る下ネタを話さない」

というだけの話。

下ネタを話すから悪い、話さないから良いという話ではない事を念頭に置いて欲しい。
(ここでいう下ネタは「女子が返し辛い下ネタ」である)(明記せずとも分かるだろ)



下ネタ、というか、下品な話題

基準はそれぞれあると思うが、公共の場で話せない話題は下品であると思う



あるあるとして

下ネタを大きな声で話す顧客は、キャストドリンク(※)を必ず一度渋る。
※キャストドリンク=キャストのために注文するドリンクのこと。キャスドリと略される。

これも良し悪しの話ではなく単なる“事実”である。

デカい声で下ネタを話していてもキャストドリンクを入れる顧客も居るが、私はあまり見かけたことがない。


(ガールズバーの従業員がこれを書くことにより「文句だ」なんだと思われるかもしれないが、私がこんな場所に文句を書くはずがないのを、私を知る人らは知っていると思うので、「文句だ」なんだと言いたい人は、ガールズバーをそもそも楽しむことができないと思うので、ブラウザバックしてください。)


逆説的に

よくキャスドリを入れる顧客は下ネタをあまり話さない。


キャストドリンクを入れる=品がある
キャストドリンクを入れない=品がない

という話でもない。

ただ、ガールズバーで働いてきた短い時間且つ私がついた顧客データの傾向として見られる、というだけの、ただの、事実

何度も書くが良し悪しの話ではない




決して良し悪しの話ではないが

ガールズバーのガールズと、ガールズバーを楽しみたいのであれば「キャストドリンク」は(ほぼ)必須だ


その上、キャスドリを入れてくださる顧客はガールズから当たり前に好かれる

ご存知無い方もいらっしゃると思うので説明するが

ガールズバーのシステムとして「キャストドリンク」は「キャストの給料」になったりもする。

店舗によってそのシステムに差異はあれど、入れていただいたドリンクの何%かがキャストの給料に反映する場合がある。


それを考えたら、ガールズがキャストドリンクを入れてくれる顧客を魅力に思うのは当たり前だと感じる。

下ネタを話さない→品がある→キャストドリンクを入れる→ガールズに好かれる

この循環を手に入れれば、ガールズバーの顧客として無双することができる。



下ネタを話す顧客は品がない上にキャストドリンクを渋る→ガールズが離れる。


ガールズバーでガールズと楽しみたいのであれば、ガールズが困るような下ネタを言わず、上品に、キャスドリを注文し、知見に富んだ話題を話すのが望ましいのだろうと思う。


加えると、顧客→キャストへの下心が垣間見えると「楽しませよう」と意気込んでいたガールズがたちまち意気消沈する場合もある。

蛙化現象である。

ガールズたちは鋭いので、下心も出来るだけ水で薄めておくと良い。


まずは幅広い知見を手に入れよう。



以上

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純粋に

ガールズバーでガールズに下ネタを話す上に

キャストドリンクを渋り

ガールズが離れていく顧客に対して

「本当にこの場所を楽しめているのか?」

と疑問に思ったりもしている。


文句ではなく、疑問


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当店ではゴールドバー制度を取り入れている。

コレ

キャストドリンクを入れた杯数に応じて顧客の目の前に小さな金の延べ棒を置き、どの顧客がドリンクを入れる=キャストに好かれる顧客なのかを可視化できるシステムである。

同時に顧客は非日常な特別感を抱くことができる。

なんて良い制度なんだと思う。

ガールズたちはコレを基準に顧客についたりつかなかったりすることができる。

顧客も、また別の顧客の延べ棒を見て対抗心が生まれ、無意識下で競争したりする。


これもまた、便利なシステムだなと思う。



今日の話
『赤すぎる月』
『顧客蛙化現象』

おわり



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