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パーソナルファウンデーションの未完了①

オンラインコーチングスクール、コーチングプレイスで自己基盤を学んでいます。

この半年は未完了を完了させる。というテーマで昔のことを色々思い出して、何がわだかまりとして残っているのか、あれこれ考えてきました。

現在の私がずっとモヤモヤしていたことが、過去の記憶と結びついたので、記しておきます。

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中1の娘は、水泳の授業が最近始まりました。
去年、水着を買い替えたばかりなので今年はその水着を着る予定でした。
それは、ワンピースタイプのスクール水着でしたが、
中学の友達に聞いたところ、みんなセパレートタイプの水着+ラッシュガードだと知り、
初めての水泳の授業の日、
学校を休むとまで言い出しました。

去年、水着を買った時、
中学校でも使える水着を買おうと言ったのに、
娘がどうしてもみんなと同じがいいと言って
ちょっと高い小学校斡旋の水着を買いました。

最初は娘の話を聞いていた私も、
だんだん腹が立ってきて感情的に怒ってしまいました。

で、なんでこんなに怒るのか、
何に対して腹が立っているのか、
コーチに相談しながら、考えました。

そして、わかったのは、
子どもの頃、私は我慢してきたのに、
娘は全身で嫌だと言えることが、
許せなかった。ということ。

小学校の頃、私は学校で注文する習字セットを買ってもらえなかった。
父親や祖父の習字道具があったので、母の手作りの袋に硯や筆を入れたものを習字セットとしてた。

本当はそれが嫌で、みんなと同じセットが欲しかった。

でも、嫌だと言えなかった。
セットのより、いい硯と筆だから、と思い込ませて使うしかなかった。

そういえばランドセルも大阪に住む叔母が買ってくれた革製だったが、途中から細かいシワだらけになり、使うの恥ずかしかった。

みんなと同じ合皮にしてくれたら、よかったのに、と思っていた。


習字道具もランドセルもいいものを私に与えたという親や祖父母の気持ちも分かっていたから、
人と違うのが嫌だと母にも言えなかった。

私は我慢するしかなかったのに、
娘は、嫌だと主張している。
そのことに、苛立っていた。

あぁ、私だって、本当は、言いたかった。
嫌だと泣いてみたかった。

その時の嫌だった気持ちを抑えてきたから、
今になってもわだかまりとして残り、
娘のことを自分勝手だと怒っていたんだと。

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昔の自分に、
嫌だったんだね。我慢したんだね。
と言ってあげた。

そして、習字セットの話しを
夕食食べながら、家族に話してみた。
特にコメントはなかったけど、
話して外に出しただけで、ちょっと軽くなった。

娘に対して怒っているようで、
過去の自分を必死に肯定しようとしていた?
同じ思いを娘にさせたかった?

嫌だと言える娘に育ってよかった。
そんな家を築けてよかった。

未完了シリーズはまだ続きます。おやすみなさい

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