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ウサギバニーボーイ"常の日"

ウサギバニーボーイ”常の日”
1 あの子に病名がついたら
2 ふつうとしあわせ
3 アイスを買いに
4 ステージ
5 芸人
6 暮らし
7 予告
8 バンドマン

studio;unknown sound studio

mastering;Takumi Nishimura(the perfect me)

色々の経緯はウサギバニーボーイのnoteを読んで頂けたらと思う。
広島のウサギバニーボーイのレコーディングを福岡にいる自分がする。
まあ正直どうなるか全く想像出来てはなかった。
目に見えない何かとぶつかってた。何だろうか、、、って思ったけど無事に広島でのワンマンライブレコ発が終わったのをSNS上で見て何となく理解できた気がする。

IRIKOで初めて広島でライブをしに行った時に制作の方にお願いしたのは”ウサギバニーボーイと一緒にやらせて下さい”だった。
何年前かもわからないとうの昔の話。会場は今回のワンマンと同じ場所。

ウサギバニーが”ステージ”を出してくれた時。ライブハウスで作業する時に、何ども泣きながら聴いた。場所は今回レコーディングと同じ場所。

ギターで参加した大橋君とは長い付き合い。衣装はいつもIRIKOの黄色いスウェット。

最近思う。バンドとは人のストーリー、歴史を聴くものなのかと思う。だから”バンドマン”なんだと思う。だからコンサートではなく”ライブ”なんだと思う。
僕はウサギバニーボーイの事を全く知らない。彼らが広島の地で、何を思い、何を感じ、バンドをしているのか。ウサギの歴史を僕は全く感じれてない。
ただ間違いなく言える事は僕の歴史には”ウサギバニーボーイ”はいた。
初めて対バンしたあの日から。熊本で声をかけてくれたあの瞬間。PAをしながら泣いたあの日。大橋の家に泊めてもらってAVを爆音で流して怒られたあの日も。
僕の人生にはウサギバニーボーイを聴くとこが出来る。

ただただ一生懸命録音してMIXした。今思うと僕は僕のウサギバニーボーイを記録していたんだと思う。
ワンマンには僕は立ち会ってない。早い時期にお知らせしてくれたが、鹿児島ライブの翌日で空っぽで行けなかった。
でもそれでも良いと思う。
僕には僕のウサギバニーとの歴史がある。
そして今回は間違いなく”ウサギバニーボーイの歴史に僕がいる。”そう言える。

今回はVoも合わせての1発録音。一番気を使ったのはタカミヤさんの声だった。
いつまでもつか。。。まだテイクを重ねさせるべきか。。。。それともここで辞めさせるべきか。
途中Voをドラムに合わせに行った時に思わず言ってしまった。
『ボーカルをドラムに合わせに行かないでください。』
んな要望あるかいなって我ながら思うがそれが大事だと思った。

最後に入っている曲”バンドマン”確かこれが2日目の最後に収録したと思う。
結構テイクを重ねた。定まらなかった。ただもう声が次で限界が来ると思った。
レコーディングを一旦とめて、休憩でラーメンを食べてきてもらった。
収録されてるのは休憩終わりの1発目のテイクを採用した。それ以降はもう声は正直出ていなかった。正直かなりホッとしてた。ラーメンありがとう。

最近日々は忙しく流れていく。1日1日何か大事なものを捕まえなきゃ。そう思ってる。でも今回のレコーディングで思った。
”ただ一生懸命生きてれば、それだけで良いのかも”
それは明日か、明後日か、もしかしたら3年後、もしかしたら初めて広島でライブさせて貰った日から10年後か。
急に大事なものになってるのかもしれないので





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