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いまの私に必要なもの

今日は朝から冷たい雨
天気痛でずっと頭が痛いです。


随分前に母を亡くし、後期高齢者の父との二人暮らしになって四半世紀が経ちます。
コロナ禍、特に高齢者はステイホームの期間が長く、その間外部の人に会うことも極端に少なくなってしまったためか認知症になってしまいました。
認知症中等度の診断が出た昨年から我が家の生活は大きく変わることに…

私も認知症というものに向き合うのが初めてで、担当の先生、地域包括スタッフさん、介護職をしている友人などに相談しつつ少しずつ理解し学ぶことが多い毎日です。

記憶障害の症状が多い父との生活はなかなかの苦行でもあります。
何度も同じことを聞かれる、約束したことは忘れる、紙に書いて貼っておいても確認すること(見ること)を忘れる、何度も同じ物を買ってくる…
仕方ないですよね。
本人に悪気があるわけではないし、このようなことは認知症の症状だということも私なりに理解しています。

それでも頭でわかっていても私自身の気持ち(心)がいっぱいいっぱいになってしまい、それが冷たい態度や冷たい言葉として出てしまうことも多々あります。

そんないまの私に必要不可欠なものがいくつかあります。
贅沢にあたるかもしれませんが、自分の気持ちをリセット、リフレッシュするための自己投資的なものと思っています。



ひとつ 【ヘアサロンでのカット】

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10年以上お世話になっている表参道にあるヘアサロンの美容師さんに1.5か月に一度、カットしてもらっています。
バブル世代の私はずっとロングヘアが好きで、昨年末までは肩甲骨辺りまでのロングヘアを毎日コテで巻いて大きなウェーブヘアを楽しんでいました。
ロングヘアをキープするためヘアケアに気を使っていましたが、ふと気づいたら長年のカラーやハイライト、ヘアアイロンのツケが回ってなかなかのダメージヘアになってしまい、また父のことでなんだか気分ばモヤモヤしていたため、気分一新、襟足までのボブにしてもらいました。
30年ぶりくらいに短くしたら思いのほか周りから好評で驚きました。
シャンプーもドライヤーもセットするのも本当に楽で時短になり、頭も軽くなりました。
「えー!表参道まで行ってるの?」と言われることもありますが、何よりも華やかな街に出かけること、自分が整えられていく時間、それが気分転換になるし、50代になってから特にメイクよりも「髪」に年齢が出ることに気づき、ヘアケアやヘアスタイルの大切さに気付かされたということもあります。
髪の養生のためヘアカラーは一切やめましたが、やはり白髪は気になるので今年からヘナに切り替えました。
ヘナもたくさんのメーカーから出ていますが、製造方法やクチコミなどをしっかりリサーチして選んだヘナはとても合っていたようで、髪自体が元気になり扱いやすくなりました。
いまは2週間に一度のヘナで綺麗なバーガンディーカラーをキープしています。


ふたつ 【ネイルサロンでジェルネイル】

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10年くらい前にジェルネイルしたときは結構爪を削られて薄くなってしまい、UVライトが熱く痛くなってしまい止めていました。
最近になり爪が割れやすくなったこともあり改めてサロンを探したところ、自爪削らないパラジェルを知り通い始めました。
小さなサロンは1対1で他の人を気にすることなく寛げて、サービスが行き届いていてお気に入りです。
季節に合わせたデザインが施された手元は、PCを使っているとき、スマホを触っているときなど意外と目に入る機会が多く、見るたびに気分が上がります。
私はフルタイム勤務なのですがlいままでは父の食事は下ごしらえをしておけば自分で簡単な調理をして食べてくれていたのですが、いまはなるべく火を使う機会を減らしているため、朝、昼、夕の食事をなるべく用意してから出勤しています。
週末や前日に作り置きをしたりしますが、せめて朝ごはんはきちんと作りたての暖かいものを食べて欲しいので朝はなにかとバタバタになってしまいます。ヘアメイクも慌ただしいのですが、そんなときでもきちんと整えられたネイルをみるだけで少し救われたような気持になります。


みっつ 【親友との時間】

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同い年の親友との時間。
基本、ひとりで過ごすのが好きなのですが、この親友とは家族のことを含めなんでも話せて、嬉しいことがあったとき、行き詰ってちょっと苦しいとき、そんな時にお互い気兼ねなく声をかけられる存在です。
ふたりとも高齢者の親と同居のため会うのは大抵ランチから夕方まで。
その代わり美味しいものを食べることにしています。
最近のお気に入りは驚きの値段で驚きの美味しさの鰻を食べること。
鰻パワーをチャージして、他愛もないおしゃべりをして、ちょっと素敵な買い物をして…
本当にありがたく大切な存在です。


父は幸いにも体は丈夫なので日常生活は問題なく過ごせるのですが、記憶障害のため「忘れてしまう」ということに関してはやはり注意が必要で、服用する薬も飲み忘れや飲んだことを忘れ重複して飲んでしまうことも考えられるのでいまは私が管理しています。
いまの医学で認知症は治るものではないようです。
薬を服用していますが、それも進行を緩やかにするものです。
これから今まで以上にいろいろな壁が現れることは簡単に予想できますが、まずは私自身が押しつぶされて倒れないよう、ちょいちょい自分時間を作って楽しみを見つけていきたいと思います。

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