気づき〜2020競馬界の偉業から〜

新年、あけましておめでとうございます。

思ったことや気づきをアウトプットする場所として、今年はnoteを運用していこうと思います。

早速第一回目の投稿は、「2020年の競馬界」を通じて感じたことを綴りたいと思います。

私は昨年【ミス東スポ2020】として活動をさせていただいたのですが、「東京スポーツ」は公営競技を取り扱う媒体なので、ミス東スポオーディション期間中(2019年)から競馬の勉強を始めました。

競馬は「ギャンブル」なので、良くないイメージを持つ人もいるかと思いますが、様々な楽しみ方があり、一攫千金を狙う人、好きな騎手を応援したい人、血統の分析を楽しむ人、馬の写真撮影が好きな人など、十人十色です。

ですが当初は、とにかくわからないことだらけで、専門の本を読んだり競馬に詳しい友人やファンの方から話を聞くなどをし知識を増やしていきましたが、専門用語も多く四苦八苦。

ちょうどその頃、2019年の天皇賞・秋が開催され、初めて「アーモンドアイ」の存在を知り、大きくてチャーミングな目に惹かれ、「彼女(アーモンドアイ )はとても頑張り屋さんなんだよ」とファンの方から教えてもらった事で、一気に興味が湧きました。

「人間と同じように、馬にも性格の個体差があるなんて!!」

馬の知能指数は犬や猫よりも低いため、単純に「ムチで叩かれるのが嫌だから走っている」と思っていた私は、「がんばりや」と言う言葉に衝撃を受けたのです。

調べたところ、アーモンドアイは汗をかきにくい体質で熱中症になりやすいにも関わらず、毎回全身全霊でレースに挑むそう。

ミス東スポオーディションは候補者たちとのバトル形式なので、精神的に追い詰められていたのですが、自分もアーモンドアイのように最後まで諦めず全力で頑張ろうと勇気づけられました。

これがきっかけで「馬の性格=気性」に頗る興味が湧き、以来馬名の由来や生い立ち、父母の気性を調べ、精神面からどのような走りをするのかを想像すると言うのが私の競馬の楽しみ方となりました。

そんな、競馬の虜になるキッカケをくれたアーモンドアイのラストラン。

2020年11月29日「ジャパン・オータムインターナショナル ロンジン賞第40回ジャパンカップ」通称「ジャパンカップ」。

(本競走は世界大手時計メーカー・ロンジンとパートナーシップを締結し、レースにおける公式計時もロンジンがサポートしているそうです。)

ジャパンカップにはアーモンドアイの他にも私にとってのアイドルホースが複数出走しました。

私は、石橋を叩きすぎて渡れない時があるので「キセキ」の猪突猛進っぷりが羨ましく思ったり。子供の頃から器用貧乏で、何を頑張っても2~3位にしかなれなかったので「カレンブーケドール」に自分を投影していたり。「コントレイル」は、自分が現地に観に行った2019年東京スポーツ杯2才ステークスの覇者なので「ミス東スポ」ならぬ「ミスター東スポ」だと思ったり。日本語に訳すと「大胆な戦法」という名の通りに強い女の子「デアリングタクト」に憧憬の念を抱いたり。

この1年の間に出会い好きになった馬たちが集うレースであり、とても楽しみにしていたのですが・・・1番好きなアーモンドアイに夢を託すことは出来ませんでした。

理由としては、アーモンドアイは2018年のジャパンカップにてレコード勝ちを果たしていますが、出走メンバーの中で最軽量の斤量53kg(他は一頭の牡馬を除き14頭中12頭がアーモンドアイより4kgも重い57kg)で、今回はデアリングタクトが斤量53kg、アーモンドアイは牡馬のコントレイルと同じ55kgでの挑戦となりますし、前途の通り毎度のレースに完全燃焼する彼女にとって「中3週」というのは体力の回復が間に合っていないと思ったからです。

よく「競馬に"絶対"はない。」と言いますが、"アーモンドアイが3冠馬2頭を制しG1を9勝して有終の美を飾る"。そんな出来すぎたシンデレラストーリーは有り得ないと思い、アーモンドアイに対する懸念材料の情報ばかりに目を向けたのです。

しかし・・・アーモンドアイはこれ以上にない"ハッピーエンド"を見せつけてくれました。

ミス東スポオーディション期間中に出会い、たくさん勇気をもらい、最後の最後まで素晴らしい夢を見させてくれたアーモンドアイ。

同年に無敗の3冠馬が牝馬牡馬が誕生し、芝G1を史上初の8冠から更に上書きしての9冠達成と、勇気付けられる出来事ばかりで、競馬を好きになって本当に良かったと心から思いました。

また、「年齢」と「失敗」を重ね、いつの間にか「諦める」ことに慣れ、夢が叶わず落胆して落ち込むよりも、はじめから傷つかないような考え方を選ぶようになった自分がいた事に気づきました。

リスクヘッジを考えることは生きる上で大切ですが、一心不乱に夢を信じる胸の高鳴りと言うものを、遥か昔に忘れていました。

今後も、大好きな馬たちの活躍から目が離せませんし、どんな夢を見させてくれるのかワクワクします。

年は明けても、コロナ渦はいつ明けるやもしれずで、心が塞ぎ込みがちですが、競走馬たちの栄光をムチに自分を奮い立たせ、臆することなく挑戦し続ける1年にしたいと思います。

2021年も、よろしくお願いいたします!!

空条のん








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