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心情倫理と責任倫理

『 プロ倫 』(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)で有名な社会学者マックス・ウェーバーの大著『職業としての政治』

コロナによって、ウェーバーの言うオーソドックスな『資本主義』は、転換期を迎えるのか?
という予感もするが、もしそうなれば人々のエートス(職業意識、勤労意欲)も大きく変わらざるを得ない。

これは先が読めない大変な『舵取り』になると思われるが…

(先が読めないのは自分だけの杞憂で、世の中を動かす人々はとっくに先を見据えているのだろうけど…)

経済も政治も素人だけど、シロウトだからこその素朴な疑問とか、直感は大事にしていきたいと思う。

『職業としての政治』のキーワードは、『責任倫理』と『心情倫理』…

日本人お得意な『心情倫理』

欧米の公約と実績型『責任倫理』

プロテスタンティズムをコピーしたような日本経済システムも、政治の世界では通用しなかったみたい…

でも、そろそろ日本も『責任倫理』型を採り入れた方が良さそうで…

日本人の大好きな「責任を取る」は、「辞任」とか「ハラキリ」だけど、ウェーバーの言う責任とは、具体的なヴィジョンを設定して、より効果的な結果を導くこと…

時には、目的のためには手段を選ばないプラグマティックなプロセスも必要となるかもしれない…

政治の実績をしっかり評価するべき有権者も、政治スキャンダルのワイドショー視聴率アップにばかり貢献していては、いつまでたっても「誰がやっても変わらないね~」で終わっちゃうね…