フィロソフィーのダンス&Scoobie Do 2マンライブ@鶯谷 東京キネマ倶楽部

齢40も数年すぎ、それなりにライブ経験もある。素晴らしいライブもいくつも経験してきているつもりではあるが、そんななかでも特に「今日のライブを見るために産まれてきたのかも知れない。。」と、新世紀エヴァンゲリヲンの渚カヲルくんみたいなことを思い浮かべるライブに数年に一度出会えることがある。まさに先日のフィロソフィーのダンスとScoobie Doの対バンライブこそ、『このステージを見るために産まれてきたのかもしれない』と心のそこから叫びたくなるような、音楽愛にあふれたすばらしいステージであった。

僕が常日頃から思っている『いい音楽には垣根もジャンルもロックもファンクもアイドルポップも関係ない!心からGood Musicに酔いしれよう』というマインドが、今回のライブには特に色濃く反映されていた。というかそのフィロのス側の『強い気持ち、強い愛(byオザケン?)』にScoobie Do側が強く共感し、胸を貸してくれた、というべきか。MCからなにからなにまで、一瞬たりとも目が離せない最高のライブ空間でした。

東京キネマ倶楽部という会場もこれまた最高で、ここで見たライブでつまらなかったことが一度もなく、間違いなく場所のマジックというものも働いていたように思います。元キャバレーの独特な異空間で全身で音楽を浴びる。ほんとうに最高のひとときでした。

対バンの先攻は、本日のオーガナイザーでもあるフィロソフィーのダンス。今回はパーカッションとギター&Keyを従えた構成で、しょっぱなから終盤までほぼMCなしの怒涛のファンクステージ。とにかくしょっぱなから飛ばしまくる!会場のボルテージは一気にトップギアへ突入し、みんなが思い思いのダンスを踊り、フィロのスのライブを楽しむ様は、これぞ「ライブ・ライフ!!」ってかんじでとても興奮します。キャバレー独特のサイドステージから、本日のための新衣装で登場した4人にスポットライトがあたった瞬間、今日のライブは「最高!」であることを確信しました。圧巻のステージングでした。

そんなフィロのスのステージにまけるわけにはいかねえ!とばかりに、後攻のScoobie Doのステージもしょっぱなからボルテージは最高!Scoobie Doのライブは、いちど夏の魔物というフェスで、Negiccoの特典会にならびつつ眺めていたことはあるのですが、そのときもめちゃくちゃかっこよかったのを覚えていて、Negiccoのマネージャー熊さんが「めちゃくちゃこの人たちカッコいいな!」と感嘆していたのを思い出しました。とにかく観客のこころをひとつにするのがすごく上手い。オーディエンスのソウル&マネー&タイムを僕らのこのライブにささげてくれてありがとう。というMCにおもわずグッときました。

そしてサプライズで演奏されたという「ダンス・ファウンダー」がとにかく気を失うかと思うくらい素晴らしかった。「新しいダンスをおどりたくないか!?」と叫びながら、ベース、ドラム、ギターの順でイントロのリズムを重ねていき、「フィロソフィーのダンスに捧げます!ダンス・ファウンダー!」みたいなMCで演奏されたScoobie Doバンドアレンジのダンス・ファウンダー!!これはめちゃくちゃ興奮しました。

聞くところによると、関係者にくばられたセット・リストにも記載がなかったらしく、完全にサプライズで演奏されたようで、フィロのスメンバーも、楽屋から飛び出し2階席でノリノリになって聞いていたようです。感動して涙を流したとも。。。そりゃそうでしょうね。。。

とにかく、圧倒的なライブをみせてくれたScoobie Do。とうぜん鳴り止まないアンコールに応え、最後はフィロのスの「ラヴ・バリエーション」をベスト・フォー&ファンキー4の8人でセッションしてくれました。このバージョンは、12月にシングルとして発売されるということで、めちゃくちゃ楽しみです。プライマル・スクリームの「ROCKS」のようなご機嫌なロック・ナンバーで、最高の幕引きになりました。

そして終演後に行われたチェキ撮影会がまた面白かった。普段はぜったいにやらないであろうScoobie Doのチェキ撮影会。最初はぎこちなかったメンバーもどんどん慣れていって、ものすごい盛り上がりをみせていました。僕は自粛しちゃったんですけど、撮影してる光景をみてたら、せっかくだからチェキとってもらえばよかったなあ、と後悔してしまいました。

フィロソフィーのダンスのライブ・パフォーマンスはいまのところ郡をぬいて楽しく、全身で音楽を感じ、浴びることができる最高のアイドルグループであることを確信しました。品川のステラボールにて、12月に今年2回目のフルバンドセットでのライブがあるので、見逃してはならぬ!と、さっそくチケットをおさえました。

最高の夜でした。

彼女たちが売れなかったら、日本の音楽業界はまちがっている!
逆に言うと、むしろいまのこの勢いを身近でかんじられてとても贅沢な空間だなあとおもっています。今後の活躍が超楽しみです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?