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システム障害対応に関する最新トレンド:その4:MSP(マネージドサービスプロバイダ)

こちらではシステム障害対応に関連した最新トレンドを記載いたします。
「世の中的に、今後はやりそうなキーワードを先に抑えておきたい」
「自分の行っている領域の最新トレンドのキーワードを知りたい」
という方は是非ご覧になってください!

今回はアメリカではAWSなど独自のエコシステム構築に動き出したMSP(マネージドサービスプロバイダ)です。

MSP(マネージドサービスプロバイダ)って何?

名前はカッコイイですが、ざっくりいうと「システム運用・保守・監視の代行業」って感じです。

今までも各社の保守運用を代行する会社はあったと思っていますし、皆様も運用や単純オペレーションを24h365dで委託しているという方はいらっしゃるのではないでしょうか?

業務理解がないとなかなか難しい、となる傾向にあったのですが、AWSなど、世界のデファクトスタンダードができ始めることで徐々に業務理解がなくても対応しやすい状況になってきました。

といっても、今もまだシステム監視と一次切り分け、決まったオペレーションのみ、ネットワーク・基盤はやりますが、業務APはやりません。ってところが多いような気もします。
ただ、トレンドとしてはMSPに集約されていく流れが加速すると思うので、状況を押さえておくのは大事かなと思っています。

既に「委託している会社があるから・・・」という方々でも、見積もりを取って比較をしてみたり、技術的に足りないところを補ってもらったりと、関わってみる価値はあるかなと思っています。(ただいきなり委託するにはちょっと早い気はします・・・!)

実はMSPという名前自体は2000年頃からあって、市場はあって各ベンダが対応をしていましたが、うまく大きくできていなかったものを、プラットフォームベースで加速するかも?という状況です。

↓は2003年の富士通さんの記事で、このころに既にMSPという言葉は使われています。
https://www.fujitsu.com/downloads/JP/archive/imgjp/group/fip/itbox/vol20.pdf


どこでやっているの?

旧来は、各社のベンダの下でシステム監視・システム運用の委託を受けてやる、、、みたいなことになっていましたが、前述のようにAWSやServicenowなどがMSP市場を作り上げようとしている傾向に思えいます。

AWS マネージドサービスプロバイダー (MSP) プログラム

AWSはこんな感じで認定制度っぽいものがあって、広めようとしています。
今後プラットフォームが統一化されることでさらに動きが加速するかも?


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