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大人の修学旅行②

みなさんこんにちは。野村です。
今回は前回から引き続き、舞妓体験をした時のことを書いてみようと思います。

前回の記事はこちら→https://note.com/nomura_posy/n/n287245b696ac

前回は舞妓さんと名刺交換したところまで書きました。
一通り名刺交換をした後、舞妓さんは椅子に座ってます。
正直、一旦外に出ていくものだと思っていたのですが、ずっと舞妓さんは部屋にいます。そりゃそうかと思いながらも、妙な違和感で、皆慣れるまで居心地が悪い感じでした。
まあこんな機会もないので、皆で舞妓さんに質問します。
そこの答えが、令和とは思えないことばかりで衝撃でした。(うろ覚えの知識なので、正確には違うかもしれません)
まずほとんどの舞妓さんが、中学校を卒業してから茶屋というところに所属します。現在京都には五ヶ所あるそうです。
そしてまずは舞妓さんの更に下「仕込みさん」として泊まり込みで修行をします。
晴れてデビューできるようになって舞妓さんになれます。
それでも舞妓さんでいられるのは長くて22歳くらいまでらしく、その後は芸妓さんにランクアップします。

ただそこまでの泊まり込みの厳しい修行で、ほとんどの人が脱落していくようです。友人が夜逃げをして、突然いなくなってたという話を聞きました。
また、かなり訛りの強い京都弁ですが(「〜〜〜どす」といったような感じ)、実は舞妓さんのほとんどが、県外から来られる方で、強制的に強い京都弁にされるようです。
ただし、見て覚えろ的な感じで、京都弁の授業などはないそうです。

一ヶ月の内、お休みは0〜1日くらいだそうで、舞妓さんの格好をしている間はコンビニもいけませんし、移動はタクシー、新幹線ならグリーン車です。
必ずお付きの方が付いていて守られています。

収入は給料という形ではなく、おこづかい制のようです(おこづかいがいくらかは聞いていませんが)

そして毎夜お座敷で芸を見せるのを繰り返しています。

ちなみに、舞妓さんや芸妓さんは未婚の女性しかできないそうです。そしてスマホ、インターネット禁止です。部屋は相部屋の泊まり込み。

インターネットが当たり前の今、ある意味外の刺激を絶たないといけない分、昔の舞妓さんより、今の舞妓さんの方が厳しいのかもしれません。

大事に大事に商品として守られながら、厳しい生活を送るという、光と闇の部分に、人は魅力を感じるのかもしれませんね。ハマっちゃう人がいるのも理解できます。

そんな文化に触れて、色々と考えさせられたいい機会になりました。

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