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togetterの偏向メディア化について

「togetter」というwebサービスをご存知でしょうか?
twitter上の投稿を自由にまとめて記事を作ることが出来るキュレーションサイトです。

役に立つ情報をまとめたものや読み物として面白い記事など、様々なまとめが存在するtogetterですが、
炎上やネット上のトラブルに関するまとめも多数作られています。
新たな炎上事案が発生していないかチェックする為にも、私は毎日togetterを閲覧しています。
最近の傾向として顕著なのが、こういったネットトラブルをまとめた記事の中で特に多いのが、所謂「フェミニスト」「ツイフェミ」に関するものだという事です。
過去には様々な炎上事案が取り上げられ、比較的多いのがオタク界隈の内輪の揉め事や、権利侵害にまつわる炎上、ネットリンチ等でした。
思えばこの頃からtogetterのユーザー層は所謂オタクが多かったのでしょうが、最近圧倒的に多いのがフェミニストを非難・糾弾する「アンチフェミ」目線のまとめです。

試しにタグ「フェミニズム」で検索し1ページ目に表示された記事一覧の中から、
フェミニストに対する晒し・糾弾目的の記事が幾つあるか探してみました。
(2022年1月16日14時現在)

発言晒し系

「燃やされました」被害報告系まとめ

糾弾ツイートまとめ集

(↑発言晒しを含む)

憶測決めつけ系

別件で引き合いに出される

25件中10件がフェミニストに否定的なまとめでした。
因みに一時期はフェミニスト側の視点で作られたまとめも存在していましたが、現在は殆ど新たに作られることはありません。
これは前述の通りtogetterのユーザー層にはオタクが多く、これまで作られてきたフェミニスト視点のまとめはコメント欄が悉くアンチフェミ側の反発で埋め尽くされてきたからです。

私個人の立場はフェミでもアンチフェミでもありません。かつてはフェミニストの不当なクレームから発生する炎上に何度も苦言を呈してきました。
しかし現在はアンチフェミの悪質な粘着行為を伴うフェミ叩きの方が深刻な問題であると考えています。
そういった粘着質なアンチフェミ側のユーザーによって、フェミニストは攻撃的だ、フェミニストはヤバい、フェミニストは有害だと喧伝するまとめが毎日幾つも作られ、公開されているのです。

togetterは悪質なユーザーや攻撃的なまとめに対する対処が比較的早く、私はその姿勢を高く評価しています。また、編集部が選んだイチオシまとめというカテゴリでは決してそういったトラブル事案関連のまとめを取り上げる事はなく、有益なものやユニークな記事だけを紹介しており、twitterをより楽しめるキュレーションメディアでありたいという姿勢が伺えます。
それなのに、一部の悪意あるユーザーのせいで、実際問題としてアンチフェミ寄りの偏向メディアになりつつあるのは大変残念なことです。

運営が特定の思想に偏らない公平なメディアを目指しているのにも関わらず、このままでは「アンチフェミの広報メディア」になってしまう恐れすらあります。
そうならない為には執拗に偏向まとめを作り続ける一部ユーザーを規制する必要があるでしょう。
コメント欄で議論が生まれるのは健全な事ですが、特定の視点からの記事ばかりが量産され、togetter自体がそういう立場に傾いていくのは大きな問題です。
是非togetter運営の皆さんにはこの事を軽視せずに受け止めて頂き、然るべき対応を望みます。

※みんなのフォトギャラリーより、kitakoさんの画像をお借りしました。
ありがとうございます。


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