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上月せれなデビュー7周年記念ライブ


4/25(日)
上月せれなデビュー7周年記念公演
「NEVER END」
@渋谷VISION

久しぶりのライブハウスにワクワクを隠せず久々に東京に向かう僕。
コロナが流行り出した頃からほぼほぼライブハウスには行けてないのだが、たまに時間ができると無性に行きたくなる。オタクの性なのだろうか。

ライブなどのエンタメ業界はコロナ禍で不安定であったり、批判されることも多いが、検温、荷物チェック、アルコール消毒、マスク着用の徹底等、しっかりと感染対策をしており、寧ろ安心してライブ観賞をすることができる。いや上月せれなのライブは"観戦"というのが相応しいだろう。


開演10分前に入場するとゲストDJの鮫島さんが早くもフロアを沸かせていた。

懐かしのスタッフさんや仲間達と挨拶を交わし、よくライブに行っていたあの頃と変わらない姿やノリに小さな感動を覚える。

開演の時間になりOPSEがかかり始めると共に、エンジンをかけ始めるオタク達。
お酒が入っていない僕は苦笑いするしかないのだが、ライブハウスに来た時くらい、バカになって楽しんでもいいのかもしれない。

開幕一曲目は「天地無用」
これにはどんな意味が込められているのか。そんなことを考えるのは野暮だろう。
ライブは肌で感じるものである。

主役であるはずのせれちゅが頑張って歌って踊っているのに、オタクはみんなフロアを見ていて、ステージを見ていない。愛おしすぎて思わず笑顔になる。
そう、上月せれなのライブは全員が主役なのだ。


実はせれちゅオリジナル曲はどれも好きで、沸き方やコールの入れ方、思い出補正も相まって、軽率にもテンションが上がる。
「最強メロディー2」がかかると、長い間眠っていたヲ組のDNAが覚醒していくのをはっきりと感じることができた。


アニソンカバーに関しては知っている曲こそ多いものの、思い入れのある曲は少ない。これは僕が悪いのだろう。
楽しそうにしているアニソンのオタクを見るのもまた一興である。


上月せれなのライブはオリジナル曲とアニソンカバーをごちゃまぜにやっていくセットリスト構成で、アイドルのオタクとアニソンのオタクの融和を図っているところは推せるポイントでもあり、なんともヲ組イズムを感じる部分である。

途中「LOVE YOU ONLY」でレスがきたのだが、見事にかわす事に成功した。型にハマらないそれがヲ組のやり方。"ヲの意志"がそう言っている。

LOVE YOU ONLYで5年間、一度も前に出たことがない僕を前に引きづりだすのは、あと10年はかかりそうだ。


せれちゅは僕にレスを送りたい節があるのだが、僕の反応がない為に気づいていないと思っており、ライブ中何度かレスを飛ばしてくる。(ここまで全て妄言)


途中衣装チェンジでDJ鮫島さんにバトンタッチ。ここでもしっかりと沸かせてくれる。振りコピがとても上手かった。

鮫島さん「上月さんのために体力残しておいてくださいね!僕の時間は休憩ですから。!」

ヲ組を舐めちゃいけねえぜ。そう心の中で呟きながらも、
これはフリなのだろうか。真相は闇のなかである。

ライブ中盤に差し掛かっても、上月せれなは疲れる様子を見せない。
寧ろ勢いを増しているようにも思えるのだが、無尽蔵のスタミナは彼女の持つ武器の一つにすぎない。


最近流行っているらしいカバー曲
「ultra soul」はシンプルに好きな曲だ。
シンプルに稲葉さんのファンである。
B'zの曲はどれでも熱唱して気持ちよくなれるので、これからもどんどんB'zの曲をカバーして、熱唱部(ない部活)の親交を深めていってほしい。


「Rising Hope」はカバー曲の中でも人気が高い。
僕の大好きなバンド、ARTEMAのボーカルの言葉を借りるならば、「ピット前で遠慮すんなよ」といった所だろうか。
我慢できず気づくとモッシュピットの中にいた。
抑えきれない衝動に掻き立てられる、ライブならではの感覚だ。

今回のライブはデビュー7周年記念ということで、新曲が7曲発表された。
どれも完成度がそこそこ高く、一気に発表してしまうのは少しもったいないのだが、上月せれなはそれでいい。

「アクセル全開!」は音が好みでいわゆる
すこ。となった。

「プッシュ?セレクト?コンティニュー!」
「HOT VACATION」の二つは、
これだよこれこれ上月せれなはこれでいいんだよ感がすごい。かわいらしい振り付けを気持ち悪く振りコピするやつが早くやりたい。

せれちゅの"かわいらしいフリになると少し照れながら踊るところ"のファンである。

「Against the Storm」
「Giant Killing」
「ワガママMIRROR HEART」
などかわいらしい振り付けがない、ロックサウンドは力強く、気持ちを込めて歌ってくれるところ、恥ずかしさがないからなのか、表現力バグが起きているのか、カッコいい上月せれなが見れて好きな曲だ。

「NEW WORLD」「ラストヒーロー」
は何とも伸びしろ曲で、もしかしたらスルメかもしれない。
何を隠そう、新曲がどれがどれだか覚えていないのである。
ただ、新曲はどれもいい曲でこれからのライブのセトリに幅を持たせてくれるだろう。

アンコールでは今回の公演名にもなっている曲
「NEVER END」が披露された。
コロナ禍で多くのアイドルが引退していく中、終わらない、終わらせない、強い意志を感じた。


最近は歌詞の入っていないEDMやトランスコアなどのinstrumental musicを聴くことが多いのだが、「星の数だけありがとう」を筆頭に、上月せれなの気持ちの込もった歌を聴くことで、心が大きく揺さぶられる結果となった。

アンコール含め全40曲を1人で披露した、この上月せれなは間違いなくバケモノ...
おっと、ライブモンスターでしたね。ふふふ。

いやもしかしたら3人の上月せれなが交代で出てきているのかもしれない。

セットリスト
https://twitter.com/serena_kozuki/status/1386692125106921482?s=21

今回は披露されなかったが
「最強メロディー3」や「道標」「Try Again」といった曲も好きなので、またいつか聴けるのを楽しみにしておこう。

この日、初披露された新衣装は白ベースの珍しい感じに仕上がっている。
せれちゅ衣装あるある、首元のクソデカリボンのファン。

こちら新衣装せれちゅと鮫島さん。



7年間の道のりは決して楽な道のりではなかったと思うが、せれちゅの成長を見ていると、みんなが繋げて積み上げてきた想いは無駄になっていなかったんだと、心からそう強く感じることができた。


僕達はこれからも、消えたオタクを想い、走り続ける。

新曲7曲覚えてえらい!じゃあないんだよ。


せれちゅ7周年おめでとう。


おわり。



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