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グループ議論に乱入して10分間図解してみた結果。

グループワークでの議論に突然乱入し、10分間だけ図解し、立ち去る。
という実験をしました。


私が各テーブルにかけた一言はこう。

始める前には
「私がメモを取るので、10分間話に集中してください」
終わった後は
「この図にどんどん書き足しながら議論を続けてください」

全部で5テーブルを回り、終了後にこんな感想をいただけました。

・図解されることでふわふわとしていた議論がつかみやすくなった
・表にしてもらえて、相互理解ができた
・バラバラだと思っていた話題に、筋(関係性)が見えた

始める前は10分間は短すぎるんじゃないかなと思ったのですが、終わってみるとちょうどよかったなと思いました。


なんでこんなことしたの?

偶然産まれた手法です。
昨日は「吉野家ホールディングスx比企起業塾 プロジェクト」にグラフィックレコーダーとして参加しました。
10:00スタート、15:00終了の研修です。

全体議論の可視化を終えたあと、グループワーク(二人組での議論)が始まり、グラフィックレコーダーの久保田は手持ち無沙汰になったのです。

そこで「各テーブルに紙とペン持って乱入してみたらどうなるだろう!💡と閃き、主催者さんに了解を得て乱入。
つまりこの日の研修プログラムが生み出した偶然だったわけです。

結論:オススメだけどリスクもあるよ

デザイン思考用語を使うと「発散と収束」の「収束」を、第三者であるグラフィックレコーダーが担当するというこの手法。
グループワークの新たな手法として【10分とびこみ図解】は効果ありと感じました。

これだけだとただの思いつきの域を出ないので、考えられるリスクと対策も上げておきます。
・無理な構造化で、話の方向性を捻じ曲げてしまう→これでいいですか?と質問
・収束させすぎると、発展する可能性のあった話の芽を摘みとってしまう→話していない話題はありませんか?と質問
・1人の話者の発話だけを可視化してしまう可能性がある→発話していない人がいたら「○○さんはどう思いますか?」と声かけする

これからも機会があれば実験を重ねてみようと思います。

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