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ウィーンまんぷく日記 18-19/369

 もう20日経っちゃったの?!

 土日に大学に行っても誰もいないので、大学の近くのケーキ屋さんでケーキを買って、アパートで民間財団の助成を出すために書類を書く。あまり長くないけど長くないから大変というのもあって、結構書き進められなかったりする。お腹が空いたときに、土曜のうちにスーパーのBILLAで買っておいた材料を使って、ハンバーグとサラダを作って食べる。BILLAとSPAR(SPARは日本にもあるから知っている人も多いかも)がとにかく多く、前者のほうがちょっと庶民的だ。SPARは日本で言う成城石井みたいなもんだと誰か言っていたけれど、若干盛りすぎでいいとこ阪急オアシスくらいだと思う(阪急オアシスをdisっているわけではありません)。完全な独断と偏見ですが、関西の方は、BILLAが平和堂、SPARが阪急オアシスというイメージで見てください。
 家主さんも遠くに泊まりに行かれたので、結構黙々とやってしまう。こんなに申請してどうすんだという気もするが、応募欲みたいなのが出てきてしまうし、通れば通るほど「次も行けるんじゃねえか」と思ってしまうのでしょうがない。お願いだから自分には、論文もこの勢いで書いて欲しい。

 助成申請書の合間に献本リストを作った。前書いた本から2年経っているので、新しく知り合った方や、ご本をいただいた方、お世話になった方々にお送りするので、結構たくさんになったけど、お世話になった人のこと、繋がっている人のことを考えるのは楽しい。特に今ひとりだからさみしいのもあって、そう思うのかもしれない。
 講演をさせてもらったり、記事を書かせてもらったり、本にしてもらったりとか、そういうのさえなければ研究をして論文を書けたのかもしれないとずっと思い続けてきたが、そういうものでもないかもしれない。そのへんは単純にトレードオフではなくて、結局何もしなくても怠けて書かなかったかもしれないと最近思うようになった。後ろばかり見ていても仕方がないから、自分が面白い経験をしたことのほうを大事にしよう。そこで培った力や気持ちの方を大切にしたい......と珍しく前向きなことを書いてみたが、どうせまたネガティブな自分に戻るだろう。

 調査会社さんに委託していたWeb調査(私はめったに量的な調査をしないけど、これまた、お金が取れたので)の結果が送られてきたので、これを種にして、すぐに論文と言わずとも、また学会報告から細々とやってみたい。
 前は、一ヶ月海外にいたら、絶対論文を一本はだそうとしていた。20日近くなって一本も出せないということは、年をとって何かの値が減ってしまったのかもしれない。すぐネガティブなことを書き出すと思うけど、何かが減ったなりに何か得ていると思いながらやるしかないだろう。今日の画像は、いつも通勤しているときに見るグラフィティ(これもグラフィティというのかな?)で、デモの告知に使われたステンシルみたいな感じのロゴ。

 新著に関しても、リツイートやシェア、コメントなどくださって、ありがとうございます。恥ずかしい話、学術書と違って、なかなか出版社さんのご期待(そもそも期待されてないかもだけど...笑)に応えられなくてナーバスになるので、関心をお寄せいただけてとても嬉しいです。どうもありがとうございます。


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