プラハまんぷく日記 9/369
ある国や地域に行くと絶対ご当地キャラクターものを探してしまう。というわけで、「もぐらのクルテク」のグッズを探しにLuxerへ。台湾の誠品書店みたいな感じで、雑貨とかも置いている。結局なかったので、替えの万年筆だけ買ってきた。特にこだわりもなく、どこでも買えるのでずっとLAMYを使っているが、なくしたりどっかに置いたりしているのでもう9本くらい購入している。よく「そんだけなくすならモンブランとか高いのにしたら」と言われるが、高かろうが安かろうがなくすことには変わりないでしょうから、買えないのです。店員さんに「LAMYのEFありますか?」と聞いたら「チェコでは基本、店頭でEF扱ってないよ。なんでか知らないけど……」と返され、ボールペンにした。特に好みでもないけど、新発売だというのでパステルカラーのやつにした。
そのあとは、共産主義博物館へ。実は途中、おもちゃ屋さんや洋服屋さん、宝石屋さんに寄ったのでなかなかたどり着かなかった。Moserのフラワーベースとかかわいいけど、持って帰るの大変そうだしなあ。
共産主義博物館は、スタイリッシュでトーン抑えめな感じだったが、ところどころボロクソに言いたい気持ちをなんとか抑えているようなところがあり、いずれにせよ見応えがあった。「日常」派としてはやはり余暇とかファッションとかスポーツに興味があるものの、そういう部分は2割くらいあればいいほうであとはやはり暗い暗いで、研修旅行かなにかで来ていた学生のグループもいたが何を思っているか気になった。共産主義ショップや共産主義部屋を模した展示もあれば、市民が回顧的な語りをする動画(結構尺長め)もあって、ボリュームはすーごい。観ていてしんどいけどもう一度行ってもいいと思うくらいだった。
ミュージアムショップには絵葉書があるものの、どれもこれもちょっと皮肉っぽいというか「お土産でまでそこまで言わんでも」という感じで、ちょっと友達には送りにくい。おとなしめのものをいくつか買ったのだが、欲しい人は言ってください。住所を教えてもらえれば(私が宛先面にいろいろ書いた状態になってしまい恐縮ですが)送ります。写真右下は、共産主義時代のトイレットペーパーのレプリカ(?)。紙の質が悪く、メモとしても使えない割にクソ高かった。
博物館内のカフェでドーナツを食べながら、昔読んだ『存在の耐えられない軽さ』を思い出そうとしたけれど、学校で読めるエロ本枠と当時は思っていた(この雑なカテゴリには『ノルウェイの森』なども入ります。思春期の衝動が作った雑カテゴリということでお許しを……)ので、今度きちんと読もうと思いました……。
帰りに歩いていたらコンサートのチケットをもらって、そういえばチェコ交響楽団とかマリオネットシアターとか行ったことないな、せっかくだから行きたいなという気持ちにすごくなってきて、外に行けば行くほどどっか行きたくなるから困るなあと改めて思った。勉強しに来てるんだけどねえ……。でも、やっぱり行きたいから、明日どっちかに行こう。
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