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【黄金ジュース】と相性の良い水属性モンスター(『水属性考』その2)

『【黄金ジュース】をガチ使いするなら【マッスルバリケード】、引いては「戦闘型モンスター」構成を重視する必要がある』というのが前記事の主旨であり、本稿は必然的に"ほぼ"戦闘型モンスターの解説となる。


最初に紹介する2体はジュースデッキ必須級モンスターといえ、少なくとも1枚ずつは差さなければデッキ構築が困難であろう。

【アテナ】

水デッキそのものを代表するURモンスターにつき、基本的な仕様は記述しない。【黄金ジュース】(及び体力増強)との相性の良さに限定して言うと、

・素体力と『レベルアップバトル』能力により、体力増強前でも場持ちが良い
・レベル4まで育てば『射程3・攻撃力1000(水連鎖時1500)・後攻』という、ジュースデッキにおける最優良モンスターと化す

一方で、
・レベル3以下ならばせっかく被ダメを保持していても戦闘後に自動で体力全快してしまう

という、これまたジュースデッキ限定での致命的アンチシナジーが存在する。これは実際にプレイしてみるとけっこうな鶏肋。

しかし詳しくはジュースデッキそのものの記事の立ち回りで説明することになるが(こんなんばっか)、他のデッキ以上に個々のマイマスの価値が高いため【リリス】【先行投資】【ヘッドハンティング】圏内(領地レベル1or2)をいかに早く抜けられるか、ということが序盤の最重要課題である。【アテナ】はもちろんそれに対する明白な対策を持つモンスターであるのだから、結局はデッキから落ちることはまずあり得ないだろう。

また【アテナ】の普遍的な弱点として『低レベル時に【甘い囁き】で狙われがち』というものがある。レベル1(攻撃力400)は当然として、レベル2(攻撃力600)に上げた瞬間に同値の【リリス】ともどもごっそり引き抜かれてしまった、というのは水デッキあるあるであろう。

ということもあり、『実』に関しては執筆者は体力アップを付けてしまっているが、攻撃力アップの方が本筋かもしれない。一応体力アップの明白な利点としては『【アテナ】ミラー時にOA一撃で吹っ飛ばされない』というものはある(どう考えても最初期環境の名残)。

【上杉謙信】

アペンドで追加された(だったよね?)ふつうに使用率高いであろうUR水モンスター。重力とDZの両方への『超アンチ』持ちだが、一般には組み合わせるなら断然重力パの方が有望。

ジュースデッキ的には高攻撃力の『跳躍攻撃』持ち、という点のみで採用確定のモンスター。彼を入れていないとたまーにマッチする飛行モンスターオンリーのデッキ相手に酷く苦労する羽目になる。
なにより、体力増強込みで育った【謙信】が突破できない敵領地は事実上『重力パの【小野小町】』のみである!("のみ"というものの出現頻度でいったらそれなりなのだけど、その時は気合で【謙信】も重力の恩恵を受けよう!)。

注意点としては、体力増強前は取り立てて耐久性があるとは言えず、しかも対戦相手的にはヘイト高めのモンスターのようで無理気味にでも潰し・奪取しにこられがちということである。

『実』はこれまた体力アップの方を食わせていて安定感は目に見えて増したと思うけれど、ジュースデッキ的には「わざわざ【呂布】と体力同値にしてしまった」という点がほんとうにごくごく地味に痛かったりもする(ふつうは気にしなくてよい)いっそ減価系がベストな可能性も?

以下に紹介する3体は"第二集団"といった感じであり、【アテナ】【謙信】の2枚目を含めてマップ毎に選定を吟味するとよい。

【呂布】

これはあまり見かけないモンスターのはず。傍からは攻撃能力に期待しているとみなされがちだろうが、ジュースデッキにおいては「デカめの後攻」というのが直接的な選出理由である。
『高揚』持ちだが能動的に攻撃力育てる必要性はほとんどない。十分な体力増強が済んでいてかつ誰で殴っても同じ状況ならいちおう【呂布】にしよう、程度。

むしろ大事なのは、と「わざわざ強力なカード切ってまで奪取しようと思えないモンスター」的な他プレイヤー目線で、例えばこちらが【札束ビンタ】や【ヘッドハンティング】圏内であっても無視してNPC収益型の方をタゲってくれる、みたいな展開がわりと発生する。
それは特に先の【謙信】との比較で間違いなく長所と言えるので、出だし不調の時は【アテナ】はともかく次いで【呂布】だけ立ち上げて静かにしておくのが最善手、ということがままある。

気楽に減価系『実』が装着されるであろうことも込みで他の戦闘型メンツよりも僅かながら安く、『前方2マス800』のOAも優良、何らかの理由で終盤でも【アテナ】がレベルマックスに達していない際は唯一確定で被ダメが貰える切り札となる(そして極まれに、自分も相手も『カウンターキラー』忘れてる状態で望外に敵拠点落してくれる)。
ジュース使い的には地味ながらけっこう有難いカードである。

【トリトン】

【呂布】採用で唯一不満なのが【小野小町】にデカい面されることである。マップ傾向的にどうにも火デッキが多い環境ならば【トリトン】を編成して"牽制"、という考え方はあるにはある。

もちろん『火属性キラー』で序盤からでも狩っちゃうぞ☆という脅し目的になるわけだが、先述のようにこちらからはマスの奪取をしてもほぼ旨味ないにも関わらず【トリトン】で攻撃どころか出現段階で火デッキPCの最大級ヘイトを買うのが必至、そもそも連中が「自重」なんて単語を知ってるはずがないのだから実質的に"牽制"効果は皆無だよね、といった意味でこの位置での紹介になっている。OAも劣化謙信だし。
あとは、EXマスが火属性ならまぁ優先度あげていいかも、ぐらい。

【九龍貴人】

「火デッキ死すべし」という呪詛をより強く唱えたいのならば【トリトン】ではなく、『【曹操】【竜馬】ぜったい殺すウーマン』な彼女をむしろ採用すべきである。
火PCからのヘイトも【トリトン】の比ではないが初期体力が【いただき張り手】打点を辛うじて上回っているため、体力増強が回る前でも大抵一仕事ぐらいはできるだろう(だからあいつら相手にその種のちょっかいかけない方がいいってば)

増強が回りさえすれば実に便利なダメージ/被ダメージ発生装置となる。が、その段になると『火属性耐性』が【黄金ジュース】とアンチシナジーになってしまうのは残念ポイント。

それ以上の問題点は火デッキ不在だと【トリトン】以上に役割がない、そもそも戦闘型でないという欠陥のみがもろに出てしまうことである。
もちろん必要コインは戦闘型よりも断然安くOAも「前方4マス600」でそこそこ悪くない、といった要素でデメリットを補えるかどうかが採用基準となる。

また、『バランス型をレベル4にせよ』ミッションがある際は最優先で組み込まれそうなものだが、その手の収益をアテにすること自体が勝ち筋と噛み合わないのでジュースデッキではミッション内容はそこまで重視しない、ということは述べておく。

ほか高レアの戦闘型は?

UR【ランスロット】はそもそも持ってないんでエアプですけど上記面子よりタッチできる対象狭そうなんでダメそう、DZ構築がそれなりに流行ったらタダ乗り目的でワンチャンあるかもっていうか自分で所持云々以前にほんとに実戦で影も形も見かけないよ!

【オーディン】は回復能力が論外、【ミソラ】は本当に全てが劣化謙信なので組み込めなくはないだろうけど最適解のはずはない、といったところか。


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