至福の苺大福

三連休最終日。お日柄もよく春麗らかなお出かけ日和。谷中銀座にお茶をしに行った。

実は隠れた目的は、前回買い逃した大福とラム酒ケーキを買うことだった。お目当ての大福は「空薫」さんで販売している。小さなお店だけど雰囲気が和過ぎない和な感じ…(和モダンともちょっと違う気がする…)で素敵な店だ。先日こちらを偶然見つけた時はほとんど売り切れで桜餅をひとつ購入した。上品な餡子に塩味きつめの桜の葉がよい塩梅だった。

春のおすすめは苺大福と聞いたので同行者に頼んで寄ってもらった。…さすが日曜。さすが春のお彼岸…店から数人溢れて並んでる。そっと後ろに並びしばし待つ。苺大福、草餅、豆大福…おはぎ。プリンとお赤飯(土日のみ)は売り切れだった。苺大福…贅沢苺大福って書いてある。小さく鎮座する豆大福にも手招かれひとつずつ購入。

ミッションコンプリート!付き合ってくれた同行者には感謝感謝である。

さて帰宅したら早めに昼を食べたせいか小腹が…和菓子は今日中に食べないといけないからと嘯いて、いそいそと煎茶を淹れる。

看板には贅沢苺大福の文字。おっきな苺をまるまる景気よく入れてあるらしい。気になる中身…気になる…気になる…包丁ですぱっと切った。邪道だけど断面が気になってしまったからしかたない。切った瞬間、ふわり広がる甘い甘い苺の香。真っ赤な苺が柔らかい白の求肥に姫のごとく包まれている。求肥と苺の間には極薄く餡子が…これ絶対美味しい。

さっそく半分をぱくり……

「うまっ!」

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苺はほとんど酸味はなく甘くさっくりほどよい歯ごたえ。餡子の甘味が果物の甘さに色を添える。なにより求肥…求肥めっちゃ柔らかい。ふわふわで飲めるよこの求肥…。美味!では求肥成分が多い豆大福は?

「柔らかっ!」

赤ちゃんのほっぺみたいにふんわふわ!柔らかい求肥が上品な甘さの餡子を包んでる。豆はころっとして塩気があり食感がよし!

この大福は飲めるよ…飲める!

お茶の存在を忘れて甘味を噛み締める。食べたらなくなってしまうのが悲しい…。

これは五個くらいはもいもい食べられるわ。一度食べたらまた食べたくなる…至福の苺大福と豆大福…また買いに行こっ!

ラム酒ケーキは食べたらまた感想書きます!


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