夜遊び
月、明る過ぎやしませんか。
影絵が楽しめるくらい明るいです。
パッとやってしまう影絵は犬です。
片手でも割と犬っぽくなるのでお手軽です。
ベッドに仰向けになって、窓に手を伸ばします。
逆光で真っ黒い手の中に、赤、ピンク、青、紫、緑の宇宙が見えます。
それをじっと見ていると、だんだん手が透けているように感じてきます。
え、手あるよな?
ってちょっと怖くなって、腕を下ろすと、光と影ができて立体的に見えます。
やっぱ、手あるよな。
って確認します。
とりあえず目を閉じてみます。
蛍光の緑と黄色の波がぐるぐる回ったり、左から右に流れます。
昔はたくさん見えていたピンクの華模様が、今は1つだけになりました。
幼少期の夢は、おジャ魔女どれみのはずきちゃんになることでした。
その思いが強すぎたのでしょうか。
夜中に目が覚めて枕を見ると、小さいおじさんならぬ小さいはずきちゃんがいました。
どれみちゃん達も出てきて、枕の上を走ったり、私の方を見ていました。
それと同じ現象で1Dのみんな出てきてくれないかなぁ……。
月だいぶ傾いたなぁ……。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?