福岡で一週間DiDiのセレクトパートナーやった

はじめまして、野間すもと申します。
最近(2021年12月現在)ウーバーイーツの配車が変更になった噂されるようになりました。自転車配達員が冷遇されているらしいという噂です。自転車配達員としてこのままではいけないと、最初はウーバーとmenuとDiDiのアプリを全部起動していましたが、menuのアプリにはスマホを重たくする以外の効用が見受けられなかったため、最近はDiDiとウーバーを同時にやることが多くなりました。
そんな状況に危機感を覚えながら紅茶を飲みながらテトリスをしているとDiDiからメッセージが届きました。

スマブラにでも参戦させられるのかと思ったのですが、よく見るとDiDiの「セレクトパートナー」という文字がありました。
セレクトといえば、僕が何かに選ばれたということでしょう。
僕なにかに選ばれたのは、中学生のころ「うさぎさんのうんこ世話係」以来だったので、心が躍りました。
僕なんかがDiDiに選ばれるなんて……!

ですが、調べてみても福岡でセレクトパートナーをしている人の情報が見あたりません。なのでというわけでもありませんが、今後福岡でセレクトパートナーをする方がいれば、どんな感じなのかという参考になればと思い、今回拙いながらも文章にさせていただきました。

まずセレクトパートーナーは、規定の時間ログインして、かつキャンセル率と受付率が一定用件を越えていれば、4万円がプラスされるというのです。

ここでプラスされるというのは配達にプラスされるわけではなく4万円以下だとするなら、4万円になるという意味だったのですが、申し込み時に勘違いしていた僕は、「40時間も稼働してたらどんなに適当にやってても3万は行くだろうから、合計7万も楽勝じゃん!」と思ってしまったわけです。7万あれば、三瓶のデビューシングル「SANPEI DAYS」が定価でも70枚買える計算。
それにまじめにやらなくても、例えば鼻くそほじりながら稼働しても2万は行くだろうし、指を両方の鼻の穴にクロス状にさしこんで両手でほじりながら稼働しても1万は行くだろうと考えていました。手放し運転は危ないのでやめましょうね。

それでまあ登録して2分後くらいに「よく見ると最低金額だった」と気がついたわけなのですが、まあこのままウーバーするよりも気分転換になるからいっかと思ってやってみたわけです。

早速月曜日、朝8時から稼働してやるぜ!と思いながら当然のように午前10時に南のエリアに移動して稼働、絶対中心のほうが稼げるんだろうなとは思いつつもやはり、駅にピックとかになるとキャンセル率などに影響しそうなので南に移動してみたのですが……
オンラインにして2時間、まったく鳴らないのです。
セレクトパートーナーはエリアが決められておりその範囲しか配達できません。そのエリアを優先して配車するのですが、エリア内からエリア内に運ぶ配車しから呼ばれなくなるため、端のほうにいるとまったく呼ばれないわけです。

4つのエリアから選ぼう

そのまま公園でスマホをさわったりしていると「おまえいつまでいるんだよ」という視線を感じるようになるわけです。

暇人


いわゆる地蔵という行為すらあまり慣れてない僕なので、全員僕を見てあざ笑っているようにも感じるわけですよ。
実際みんなそんな暇なやついないので確実に被害妄想だろうと、気にせずswitchでドラクエをやっていると……12時半になってやっと1件目がなるわけ。さすが12時台!


と、ぐだぐだ書いてもおそらく想像通りなので省略するとこんなことが続いた五日間(計40時間)でした。
40時間37回配達で4万円と考えると単価が高いような気がしてきますが、ほとんど働かずに得たことに、いったい僕はなんでこんなことを……という虚無感におそわれてしまいました。
そして、最後に浮上した問題として40時間以上稼働しても保証されるのは4万円だけということです。つまり41時間やっても100時間やっても保証は4万円まで、つまり4万円もらったらとっとと別のサービスに移ったほうがいいわけです。

貰えるものを貰ったらすぐに他に移ればいい。
まるで初めてつきあったあの娘のような発想ですね。
あの時騙されていたと気がつかなかった僕も、
あの時騙していた君のことも
今になって考えればいい思い出ですね。
セレクトパートナーはそんな甘酸っぱい記憶も思い起こしてくれます。

ウーバーしたほうがいいと思います。


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