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シンデレラに学ぶ。


ディズニー作品が子どもの頃から大好きで
今までいろんなお話を見てきたけど、

自分が幼い頃から親しんできたのは
ビンテージディズニー、
つまり昔のイラストアニメーション。

クラシカルなタッチの
キャラクター、音楽、セリフ

今のディズニー作品ももちろん好きだけど、
自分としては、この頃の作品の雰囲気が
ディズニーの真髄と思っている。

その中でも、少女であった心に
刺さりまくったのは、
他でもないプリンセスシリーズである。

キラキラのドレス、
美しいお顔とスタイルに
聞き惚れるような歌声、
素敵な王子様に恋をして結ばれる…

女の子の夢がこれ以上ないほど詰まっていた。


名作「シンデレラ」

数日前、ふと鑑賞した
「シンデレラ」

時が経って(経ちすぎてる)
30歳の女が見返した「シンデレラ」に
少女の時感じたのとは違う魅力と
シンデレラに
現代にも通じる女性のいろいろを感じたので、
忘れないうちに書いておこうと思う。


信念強すぎ静かな野心家すぎ

シーンの途中何度か、
シンデレラのセリフや劇中歌で

“私が夢を見ることは止められない”
“辛い時も信じていれば夢は叶うもの”


というようなことを言うんだけども

いやいや、
幼少期父親が再婚して
継母やその娘らに散々いじめられて
家の仕事は全て押し付けられて
何年もしもべのような存在にされても
そんな明るく夢持っておれるか。
そんなポジティブでおれるかぁ。

シンデレラはどんなことがあっても
その軸だけは全くブレない。


こんな生活、こんな環境、
今までの自分から抜け出して
いつか、いつか私も。私だって。
いつか絶対私も幸せを掴んでやるんだ

という気持ちを
継母や義姉たちを前に表には出さずとも、
心の中でいつでも静かに燃やしている。

“シンデレラストーリー”とかって
よく言われるのは、
女の下剋上であり、成り上がりの様。

そこに、決して他力ではない何かを感じる。


変身、自信、確信

舞踏会のために
屋根裏にいるネズミのお友だちたちが
作ってくれたドレスを、
義姉たちにビリビリに裂かれて
絶望して、泣いてたシンデレラ。

そこに妖精が現れて、
魔法でかぼちゃを馬車に、
ネズミたちを馬に

そしてシンデレラには
きれいな目の色に合った淡いブルーのドレスを。

それでさ、
シンデレラって継母たちが妬むほど美人で
それは本人もずっとわかってたと思うけど

魔法で素敵なドレスを着せてもらって
ドレスアップしてからは、
他もうっとりするような自分の姿に
きっと今日何か起こるってたぶん勘づいてる。

外見を美しくすることや
好きな人に会うためにおめかしすることって
これだと思ってて
このタイミングが
よし舞踏会行くぞ!の自信に、
今日何かが変わる!の確信になったと思うのです。


ガラスの靴絶対わざと落としてる

これみんな思ってるよな?????

目の前にいる王子様と
もっと一緒にいたい!
だけど帰らなければいけない時間が
迫ってきている…

ほなまた会う理由を
作ってしもたらええねん。

0時の鐘が鳴り出して1秒も許さない中
本能的に頭が働いたシンデレラ、
自分で絶対靴落としてる。

だってそうですよ、
これまで死ぬほど苦しい思いしてきて
妖精の魔法まで使って
やっとの思いで訪れた舞踏会、
生涯一のロマンチックなチャンス、

絶対爪痕残したるかんな。

これしかないでしょ。
この時代、他にどんな方法があったか
知らないけど、
これで終わってしまうわけにはいかないと
もがいた行動がこれだったと思う。

結果このガラスの靴落とし作戦が功を成して
ガラスの靴がシンデレラと王子様を
また結びつけた。

シンデレラは
受け身な女の子でも
ただの夢見るお嬢様でもなくて、
ここに転がってるチャンス
一つも残すまいと、自分で掴みに行ってる。



だから、今見るシンデレラって
女友だちにもしこういう子がいたら
気持ちいいくらいのやり手女子。

30代女子たち、そういう目で見てみて。



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