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伊達忍さんと、秘蔵作品 【SdT_13】

今回は、伊達さん三部作の最終回。エピソード1、とか、また続くかも知れませんが。
この3回は、「ハリー・ポッターと、なんちゃら」みたいな感じで、タイトルつけてきました。
ハリー・ポッター読んだことないし、ほぼ観てもいないのに、ごめんなさい。いつか、じっくり観たいと(そして読みたいと)思ってます。本当に。ファンの人ごめんなさい。としまえん跡地にも行きたいです。

前回の最後で明らかになった、toyと都井との(なんかいいな、このリズム。といとといとの♪トイトトイトノ♪)奇跡の符号、いや符合。

もちろん、それは本当に、ただの偶然ではあったのですが、一方で実は、伊達さんには、初めてお会いしたその日から、「都井岬で撮れないかな」という相談をしていました。

TOY PARADEのストーリーで、Tが強くイメージしていた光景があって、それを伊達さんにぶつけてみたのです。(ていうか、その前にキネマ館の喜田さんにまで、その話、してました。メールで延々と。それに困惑もせず、優しく「とても素晴らしいアイデアだと思いますし、Tさんの説明もお上手なので、ふわーっとイメージが広がりました。」と、めっちゃ優しくお返事くださった喜田さん(涙)、こういう方たちのおかげで、今もTは元気でやっていけてます。本当にありがとうございます。ご無沙汰してしまっていて、すみません。)

その提案に、伊達さんは、即「いやー、無理っすねー」と。
「え? すごく、すごく良いところだよ? 馬、めっちゃカワイイよ? 馬、興味ない?」
「いやー、あんま興味ないっす」
「ああ、そう…」
という感じで、都井岬ロケの妄想は、すぐに泡と消えました。いや、まあ、たくさんの制約があるオファーでしたので、実際、無理だったし? Tも、別に、本気の本気で言ってたわけじゃないし?

でも、そんな伊達さんと今回、ついに念願かなって、都井岬でご一緒できる。

今年に入ってから、もう何度ものフィールドワークや取材、そして撮影で、たくさんの時間をともに過ごしてきました。
馬にあんま興味ないって言ってた伊達さんも、もう好きになっているんじゃないかな。
いや、もちろん今回のプロジェクトは、ただ馬のことばかりじゃないんです。
黄金荘で、Tの部屋にヤモリがいて、Tが必死に「あっちに行くんだよ、うちの部屋には帰ってきてはいけないよ」と声をかけているところも、しかしその翌日もやはり現れて、Tが叫んでいるところも、
海洋荘で、Tの部屋にゲジゲジ?がいて、でもどこかに隠れてしまったので怖くて電気つけっぱなしで寝たことも、しかし翌日また現れて、ついにショータくんに助けてもらい、嵐の夜へと送り出したことも、
なんでいつもTのとこばっかり?って思ってたら、ついに先日、Tではなく伊達さんのベッドにムカデが現れたことも、そういったかけがえのない多くの場面と時間を共有してきた戦友(?)として。

いや、少しふざけてしまいましたが、本当は、すごく感動的な風景、魔法のような時間、…その一端は先日、ショータくんも伊達さんの紹介記事中で書いてくれていますが、Tからしたら、それより更にすごかった、伊達さんが導き寄せた、超越的な時間と風景が混然と一体になった、ショータくんナイス・アシストの奇跡的なコラボなど、本当に夢のような充実した瞬間瞬間が、幾つも思い返されます。

特に直近のそれは、マジでヤバイ、しか言葉が出なかった。いや、これ、マジでヤバイわ…、と。

Tが伊達さんに作ってもらう、都合、四本目となる今回の作品は、マジでガチで、相当ヤバイのが仕上がってくると、確信しています。(プレッシャー)

あれ、そういえば、過去三本のとか言っていたけど(三部作とか匂わせまでして)、
最初がTOY PARADEの予告編、次が本編、で、三本目の話は?

これ、したいような、したくないようなの話なのです。
というのも、それは、とても素晴らしい作品で、Tが伊達さんの音楽性を、TOY PARADEの時よりも更にずっと強く、感じた、Tの別の担当公演のPVだったのです。
TOY PARADEで伊達さんの音楽性を確信したTが、是非にとお願いして作ってもらったそのPVは、その時のTの期待をはるかに上回るものでした。この人は、もちろん知っていたつもりではあったけど、いや、それ以上だった、なんて、音楽をよくわかっているのだろう、とその時、あらためて驚愕したのです。音楽としては、ガチガチのクラシックばかりの作品で、たぶん伊達さんは普段、クラシック音楽とかにそんなに親しんでいるタイプでもないと思うのですが(いや、そう言えば、ちゃんと訊ねたことないからわからないけど、もしかして意外とクラオタなのかも知れないけど)、それは本当に見事なPVでした。Tは、とても感銘を受けた。そして、それは大人の事情で、現在、一般に観ていただくことはできないのです。

でも、そういうのもまた、良いですよね。ある一時期、たまたま観ることのできた人たちが、自分の記憶だけを頼りに、あれは良かった、俺は観たことあるんだぜ、なんていう話をするのも。

『avec Toi』も、そんな伝説になるんですけどね。

そんなこんなで、あちらこちらに話が飛んで、書き忘れていることも多々あるような気もするけれど、思い出したらまた書けば良いかということで、伊達さんの撮影は、この後も続きます。むしろ、ここからが本番というか。

その映像を、今回はなんと、「あの」場所で、観ることができるのです。(言いたい。じれったい。)

(つづく)

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