見出し画像

秋田優さんと、ビジターセンター 【SdT_21】

秋田優さんには、「都井岬ガイド」だけでなく、なんと、ビジターセンターでのExtra Event「くらやみ展示室ツアー」もお願いしています。

ちなみに今回の『avec Toi』、チケットの体系が若干わかりにくいかも知れなくて、
大事なことなので、Tもショータ君も今後、何度も言っていこうと思うのですが、
①     秋田優さんによる「都井岬ガイド」
②     五十嵐靖晃さんによるワークショップ「風と馬」
この2つが、それぞれ参加費500円ずつ。どちらも小松ヶ丘で開催します。

それと別に、
③     ビジターセンターエリア「共通1日チケット」があり、
こちらは500円で1日、以下の全ての鑑賞・参加が可能です。
・伊達忍さんによる映像作品「界」上映
・川村亘平斎さんによる影絵パフォーマンス「御崎馬の夢」
・Extra Event「くらやみ展示室ツアー」(秋田優さんによる)
・Extra Event「アーティスト・トーク」

アーティスト・トーク以外は、基本的には10月7日(土)、8日(日)、両日とも
同じプログラムですが、とはいえ、特にワークショップやガイド等は、刻一刻と移り変わる自然の中で行われることとて、その日の状況等にもよって、7日と8日では全く違ったものになる可能性もあります。

そして、その2日間の全てのプログラムに参加できるのが、パスポート(通し券)1,000円です。こちらは日にちをまたいでの参加も可能、更に、ささやかな(内容はお楽しみ)おみやげ付きです。

で、その「くらやみ展示室ツアー」他、映像上映、影絵パフォーマンス、トークと、多彩な催しが繰り広げられる、ビジターセンターエリア。館の名称は、正式には「旧 都井岬ビジターセンター うまの館」と言うべきでしょうか。
秋田さんがかつて解説員を務め、2020年3月に閉館した、この館。それから3年半の時を経て、
さらっと「会場」として表記してますが、ここ、今、もう閉館してしまっていますからね!
【SdT_13】「伊達忍さんと、秘蔵作品」のサムネイル写真と最後の一文で、さらっと匂わせていたのですが、今や普段は入れない、大変貴重な場所、なかなか(もしかしたらずっと?)訪れない希少な機会です!!
今回、秋田さんや長谷部さん志原さんたちのご尽力と串間市さんのご理解のおかげで、『avec Toi』の開催される、この2日間だけ、特別に!ご入場いただけます! それだけでも、結構、いや、かなりスゴイことでは?

我々はもちろん、下見で中に入らせていただいていますが、今も十分にきれいで、
正直、閉館してしまっているのが(もちろんご事情あると思うので、そこに安易に立ち入ることは憚られますが)すごくもったいない、と。展示も素敵なまま残っているし、
その展示室について、秋田さんにぜひ、ツアーをしてもらいたい、と。

しかし、今は電気も通っていないので、基本は暗闇(とはいえ、実施時間帯は外光も入って、一部区画以外は、そんなに真っ暗というイメージでもないのですが)。
それを逆手にとって、博物館のナイト・ミュージアムのように、ちょっとした探検ツアーみたいな感じになると、逆に素敵じゃない? という話になり、敢えて「くらやみ」をいかし、
当初案では「ガイド」と付していた名称も「ツアー」に変更して、
この「くらやみ展示室ツアー」が実現したのです。

繰り返しますが、もしかしたらもう見られないかも知れない、素敵で貴重な展示。
自分たちの集客、とかそういったことを抜きにして、純粋に、
この貴重な機会を逃してほしくなく、という想いが強いです。

そして、約30分のツアーの後、(2回目はアーティスト・トークの後)、2階に上がると、
そこには、360度シアターが!
その話は、現在撮影が順調に進んでいる伊達さんの映像作品の話の中で、また話すことにしましょう。

これら館内で行わるイベントが、伊達さんの2回目の上映を最後に全て終わり、外に出ると、辺りはそろそろ夕暮れ時。
小松ヶ丘エリアの駐車場となる場所は、「夕日が見える小松ヶ丘広場」という名称。
都井岬を初めて訪れる方は、ぜひそちらへ移動して、夕陽を眺めてほしいですし、
既にそこから眺めたことのある方は、岬内の、他にも様々な場所から素敵な夕陽が見られますので、
ぜひ、それぞれ思い思いの場所から、日暮れの時を感じてみてほしいです。

その際、ひとつだけお願いしたいのが、岬内の車での移動は、時速30km以下で、
くれぐれも、時間と心に余裕をもって。フライヤーでも御崎馬がそう言ってます。
ビジターセンターエリアから小松ヶ丘エリアまで、徒歩+車で片道15分は見ておいてほしいです。
それで大丈夫なようにプログラムを組んではいますが、美しい夕陽は、沈んだ後の空気の色彩の変化もまた美しい。スズキさんのイラストレーションを見てください! それに見とれて、ついつい時間を忘れてしまい、気づくと「いっけね! もう川村さんの影絵パフォーマンスが始まっちゃう!」ということになりかねません。

しかし、馬はその辺に、いるのです。こちらが急いでいようが何だろうが、道路を塞いでしまって、通せんぼされてしまったこと、Tもたびたびあります。
でも、お願いです。イライラしたり、クラクションを鳴らしたり、スピード上げたり、絶対にしないでください。
フライヤーの注意事項など、よく読むと、いわゆる一般的な注意事項と、ちょっと違う表現が多々みられると思います。
例えば「アクセス」の記載にさえ、空港から駒止の門まで「所要時間2時間以上をみていただくと、馬にも車にも安心です」とか。更に、その駒止の門から、岬内では時速30km以下で、パカラパカまで15分、そこからビジターセンターまで更に徒歩で5分。それだけの時間を見ていても、道を塞がれてしまって立ち往生すれば、時間には間に合わないこともあり得ます。

でも、それは、そういうことと理解してほしい。
主催者として、少々わがままに聞こえるかも知れませんが、
そういったことも含めて、都井岬を感じ、楽しんでほしいのです。
開演に間に合わず、制限速度を超えて、イライラする、
そういう時間を過ごしてほしくないのです。
思い通りにならないことも、まあ、あるよ。それが自然だよね。
そんなふうに、この時間を過ごしてもらえたら。

フライヤーの最後に、付したお願い。秋田さんに相談をし、
そうしていただいた素敵な言葉を、ここにもまた記したいと思います。

野生馬の住む世界に、私たちは訪ねて伺う立場です。
彼らの暮らしにご配慮を頂けますようお願いします。

(つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?