レタスをちぎる土曜日の朝

ゲストルームのある二階に、キッチンもある。そこに行くまでの通路に、ずらっと並んでいるプランターに、レタスやハーブを育ててる。

昨日は、いい感じに育ってきたレタスを収穫した。サンタモニカでのパーティから午前様で帰ってきた下の娘が、朝起きたら、図書室になる予定の部屋においたベッドで寝ていたので、朝ごはんを一緒に食べようと、３人分のレタスの量を摘む。

「アブラムシか？」
ざっと洗ったボールの底に緑の点々がふよふよしてる。こりゃ、一枚一枚チェックするしかないなと思った瞬間、その時間が今日の自分にあることに嬉しくなる。

先月から、長期に渡る書く仕事ができて、パソコンに向かっていない時にも、そのことが頭から離れず、ガーデニングしてる間でさえ、目の前の作業に集中できない。なんてもったいない！

ところが、である。家族との食事のことになると、手を抜かない自分がいる。一枚一枚、まだやわらかなBaby Letusの葉に、虫がいないか確認しながらちぎっている。はっきり言って、マーケットに消毒されておいてあるレタスの方がよっぽど楽だ。でも、家庭菜園の虫つきレタスをちぎることに価値がある。なんならアブラムシの１匹や２匹も愛嬌だくらいに思っている。

買い置きしてるTrader Joe'sのトマトスープに、セロリと玉ねぎを入れて、少しだし汁で伸ばして、サワークリームを落とす。同じくTrader Joe'sの定番のサワードウブレッドをトーストして、添える。庭のミントを摘んで、のせて出来上がり。

今日も、ふつうの日ぐあいが嬉しい。