インド映画の歌について書きたかった
春は出会いの季節。思い出すインド映画の歌があります。
「Om Shanti Om」という映画にある歌。
さえない脇役のシャールク・カーンが、劇中人気女優のディーピカー・パドコーンに憧れ、やっと二人であうことになるという大変いいシーンで、もし私がいいだせればと歌う切ない歌なんです。
でも、サビが「Main Agar Kahoon」「舞い上がる花粉」に聞こえます。くしゃみでそう。
次にお気に入りの歌というと、「Rab Ne Bana Di Jod」という映画の中の歌。私訳「神様が作ったカップル」です。
この映画の中で印象的な歌、「Tujh Mein Rab Dikhta Hai」が好きです。君の中に神様が見えるという感じかな。うまく結ばれるはず。
次は、私が初めて生で聞いたインド映画の歌の話。
「Aap Jaisa Koi」という歌。「Qurubani」(犠牲)という1980年に作られた映画の中に出てきます。
古いよね。
題名は、「あなたのような人」といったところでしょうか。歌いだしが、「私の人生にあなたのような人があらわれたら」という歌です。
インドでは結構人気の歌のようで、再演ヴァージョンがいろいろあるようです。
この歌を生で聞いたというのは、私がモンゴル留学中の85年あたりのことでした。
ある冬、大学の留学生がまとまって、郊外の休暇施設に行くことになりました。
外はマイナス20度は超える寒さですが、建物の中は暖かく、大きな食堂でラオスの留学生が演奏をしています。その時の歌が、この「Aap Jaisa Koi」という歌。ラオスでも大人気の歌だそうです。
実は、その時、歌を歌ったのが将来の私のカミさんになる人でした。歌の出だしが「私の人生にあなたのような人があらわれたら」というのを知ったのはあとのことでした。サビの歌詞は「baat ban jaaye」、「それはすてき」です。
単なるのろけです。
さて、私の職場にインドネシアの青年が研修にきて、一緒に昼めしをたべることになり、インド料理屋に行きました。
バックにインド映画の歌が流れています。彼もインドネシアでよくインド映画を見ていたとのこと。彼曰く、
「インドの俳優さんって皆歌がうまいんだよね~」
私は、インド映画の歌がplayback singerの吹き替えであるという秘密を言い出せませんでした。
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