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#読書メモ

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読んだ本・マンガの記録です。
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記事一覧

「夢は大きい方がいい」本当の理由。マンガに教えてもらったこと

予定がない週末。数日前にメルカリでゲットした『宇宙兄弟』を一気読みしました。 いまは一気読みした後の「あーおもしろかった!」という高揚感の中にいるのですが、改めてこの作品の何がおもしろいのか?を考えてみました。 作中で刺さったセリフについて語ります。

それでもやっぱり書いていこう。と思えた本の話|『書く仕事がしたい』

私は迷っている。 ずっと迷い続けている、と言ってもいいかもしれない。 私は2017年に未経験からライターをはじめたのだが、先日ある人に「長いですね」と言われた。 どこまでが短くて、どこから長いのかわからない。 大学卒業後、私はいくつかの業種・業界で働いてきた。これからも、今していること以外のことに興味を持ち続けるし、そのうちのいくつかは実際にやってみるだろう。 ただ、ひとつ言えるのは「書く」仕事は、今後、関わり方が変わっても続けていきたいということ。 だから、思わ

なぜ、「聞いてもらう」技術なのか?”ゆるいつながり”との関係

『聞く技術 聞いてもらう技術』東畑開人著を読んだ。 ライターを仕事にする私にとって、この本はインタビューや取材の役に立つのではないか?と思ったからだ。 その意味で、本書は期待はずれだった。 なぜなら、聞き方・話し方のハウツーにはほぼ触れていないから。 けれど、もしこの本がハウツーを指南するだけのものだったら、こうして紹介しようとは思わなかっただろう。 なぜ私たちは聞けないのか?次の文章が印象的だった。 仕事でインタビューや取材をしていると忘れがちだが、本来、人の話

なぜポジティブ思考?『サラとソロモン』で読む、子どももわかる引き寄せの法則

先日、ニュースレターの読者の方が『サラとソロモン』という本を勧めてくれました。 せっかくなので読んでみることに。 テーマは「引き寄せ」の法則。日本で同法則が流行るより前に出た本のようです。 小学生の女の子サラとふくろうのソロモンが問答し、問答をヒントにサラが実践した物語。 私が思うこの本のエッセンスは「感じ方は選べる」ということです。 【目次】 1️⃣どう感じるか。決めているのは自分 2️⃣ハウツーに欠けている「何のため」 3️⃣「思考は現実化する」と自分の感情の関

歴史マンガからおもしろいコンテンツの特徴を考えてみた

「おもしろい」ってなんだろう? ひたすら作ったり書いたりしてみるのもよいですが、まずはおもしろい作品を考察してみることからはじめてみてはどうでしょう? おもしろいコンテンツの特徴を考えてみました。 最近とあるマンガを一気読みしました……(続きはこちら)

【読書メモ】非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術

答えのない問題をどうやって解くか。 ビジネスシーンでも「創造性」が求められるようになってきました。 とはいえ、これまで創造性が求められる仕事をしてきた覚えはない。 そもそもクリエイティブな仕事って、芸術家とかデザイナーとか特殊な仕事をしている人だけじゃないの? そう思っている人も少なくないのではないでしょうか? そんな人におすすめしたいのが『非クリエイターのための クリエイティブ課題解決術』という本です。 「非クリエイター」に本書をおすすめする理由著者はコミュニケ

【読書メモ】オンラインになくて「会って、話すこと。」にあるもの

人との会話を負担に感じることはありませんか? もしかすると、それはあなたが会話を「相手をよく知り、自分をよく知ってもらうためのもの」と考えているからかもしれません。 会話はあなたにとっても、私にとっても「外にあること」を話すためにあります。 え、どういうこと?という人におすすめしたいのは『会って、話すこと。』という本です。 テーマはタイトルのまんま。「人と会って話すこと」この本は「人と会って話すとはどういうことか?」ということをテーマに、著者と編集者が対話した本です。

【読書メモ】オンラインで相手の話を「引き出す力」

「オンラインだとなぜか緊張する」 私は地方在住ライターなのでインタビュー記事作成のお仕事は、基本的にリモートで行います。 対面なら初対面の人でも、それほど緊張しないのに、オンラインだとうまく話せないもどかしさを感じていました。 なぜこんなことが起こるのか。そこで、こんな本を読んでみました。『引き出す力 相手が思わず話してしまうひとつ上の「聞く力」』です。 著者は経営者や著名人など3000人以上に取材の経験を持ち、ブックライターとして活躍されている上阪徹さん。 インタ

お年玉をもらった子どもと話したいお金の話

1月1日。今日は1年で子どもたちが最もワクワクする日かもしれません。 そう、お年玉です。 何に使うか、あれこれ考えている子もいるでしょう。 我が家の子どもたちは、最近、お金に興味を持っています。 買い物に行くと決められた予算の中で買えるお菓子を組み合わせるのが、楽しみになっています。 お金の話といえば、買い物の仕方や投資のやり方といった、「使い方」に目が行きがちです。 お金は使ってナンボ。 しかし、それ以上に大事なことは、もらうのではなく「稼ぐ」こと。そして「お

【読書メモ】「ラクしてうまくいく生き方」「1%の努力」に共通する大事な考え方

「幸せになりたい」誰もがそう思っているのではないでしょうか。 でも、そこにはちょっとしたコツがあります。 そう主張するのは『ラクしてうまくいく生き方』の著者、ひろゆき(西村博之)さんです。 30代以上の人なら、2ちゃんねるの管理人と言えば分かるかもしれません。 ひろゆきさんには、世の中を達観しているようなイメージがあります。 この人は世界をどのようにとらえているのか。興味があって読んでみました。 まずはこの本のコンセプトの紹介からしていきます。 本書は全5章で構

【読書メモ】世界でいちばん幸せな男が教えてくれた、負の感情につぶされない考え方

誤解を恐れずに言えば、私はうんざりしていた。 先の大戦に関しては、これまでに何冊もの経験者の手記を学校や家で読んできた。映画も見た。多くは「戦争は恐ろしく、悲しいものだ。だから二度と繰り返してはいけない」というメッセージだったと思う。 それは正しい。 けれど、それと同時にうっすらとした押し付けのようなものも感じていた。二度と繰り返してはならないのは理解できるが、次世代に伝える方法として適切なのか、との疑問。 もしかするとそれ以外のメッセージもあったのかもしれないが、残

【読書メモ】お金・ネットとどう付き合う?僕が親ならこう育てるね

子育てに正解はないのはわかっている。けれど、ノープランでは心もとない。 自分の理想や価値観とすり合わせながら、そのときそのときの正解らしきものを方針として持っておきたい。 そう考える人におすすめの本があります。『僕が親ならこう育てるね』(ひろゆき著)です。 この本を目にしたとき思ったのは、子どものいない人に子育て論や教育について語る資格があるのか?ということでした。

【読書メモ】哲学のフレームワークで本質をつかむ。7日間で突然頭がよくなる本

「発想力を身につけたい」そう悩む人は多いはず。 そんな人に一読をおすすめする本があります。それが『7日間で突然頭がよくなる本』(小川仁志著)という本です。 そんなに短期間で頭がよくなったら誰も苦労しないよね。そう思いながら読んでみたら、思いのほかおもしろかったので紹介します!

人生はRPG。LINEマンガ「スタディー・グループ」がおもしろい3つの理由

LINEマンガで毎日マンガを読んでいます。 1話あたりが、単行本の1話にも満たないボリュームで少しずつ更新されていくので、没頭しすぎないところが気に入っています。 いま読んでいるのは30作品ほど。数ある作品の中でも更新されたらまっ先に読んでしまう作品があります。 そのひとつが韓国の「スタディー・グループ」というマンガです。 舞台は、仁川の工業高校。作中では世間では不良ばかりが集まる、どうしようもない学校として知られています。 学歴による就職差別は日本の比ではないとさ