【バロック】頽廃的な世界は美しい

仕事終わりにふとTwitterを見て腰を抜かしました。
バロックがSwitchに移植するんですって。
夢か？大熱波の日から少しずれた後の発表だったから最初は本当にびっくりして、でもあぁ本当のことなんだって事実を認識し、そして小躍りしました。
今年一番嬉しいニュースじゃないかと。本当…。

バロックは中学生の時に始め、その頽廃的な世界観にどっぷりとハマったのです。
リメイク版や他のシリーズもやり込んだくらいに…。

なのでバロックの思い出を書いてみます。

塔を降りながら心臓を食べる

バロックは簡単に言うと、崩壊した世界の中で記憶をなくした主人公が言われるがままに塔の中にいる神様を倒して世界を元に戻すことを目指す話なんですが、まぁ実際はそんな言葉では纏められないくらいに複雑なお話になっていくんですよ。

何故か背の高い塔の中に入るけど、塔を登るんじゃなくて地下を下っていくんです。ちょっとグロテスクな見た目の異形を倒してアイテムを拾って塔の中にいる人（なんで異形がたくさんいる中で平然としているのかは今でも謎）と話をしたり…。

ストーリー上、何度も塔に入っていくので、もう塔がメインエリアです。世界が崩壊しているので街らしい街もないし、人らしい人もいないし。
あと塔は入る度に形が変わるので、ローグライクに近い感じです。

また体力を回復するには肉を食べたり心臓を食べたりというなかなかショッキングな感じなんですよね。
ドラクエやゼルダ、カービィなどに馴らされていた当時の私からしたら驚きですよ。あ、心臓って食べれるんだ…と。

おしゃれフォルムの異形

異形達はグロテスクな魔物も多いんですけど、可愛い子もいるんです。
お気に入りはジェィイロムくん。頭がでかすぎる人形みたいな子で、キックしたり頭部が自爆したりするんです。厄介だけど見た目は可愛い。

ジェィイロムくんグッズ化しないかなぁなんて淡い思いを抱いたほどです。実際はグッズ化しなかったんですけど。

他の異形も、ファンタジーのようなスチームパンクのようないろんなデザインの子がいるので、フォルムが良いとかおしゃれだと思える子は結構いました。
まぁ敵なんで厄介なことに変わりはないですけどね。

新たな終わり方を教えてくれたゲーム

ネタバレになるからあまり深くは書かないですが、バロックは私に、世界を救うことがゲームクリアではないことを教えてくれたゲームなんですね。
そうか、こういう終わり方もあるんだ…という新たな見識に繋がりました。
まぁ主人公が救われたので、ある意味救ったことにはなるのかな。世界じゃないけど。

世界を救うのが終わりではなく、主人公の目的を果たせる、夢が叶うことが物語の終わりなんだろうということを深く理解しました。

バロックの主人公の心情を考えると、彼が選んだ選択は間違ってなかったんだろうと思います。
だからこそどっぷりハマってしまったのかもしれないです。

余談ですが、バロックは一度コミカライズされていて、そこの結末は少し違っていました。
でもとてもいい結末だったので良かったです。彼の選んだ選択は間違ってなかった（2度目）

というわけで改めてバロックの移植版楽しみです。
崩壊後の世界とか、頽廃的な雰囲気とか、そういうのが好きな方はぜひぜひ。