夢の扉  In Dreams

学生達は履修授業の登録をする時期だ。
自分が学生の時は割と感覚的に好きな分野ばかり選んでいた。

大学生の時に心理学の講義を履修したことがある。
その時に、夢に興味を持った。

ユングの夢に関する本を買い、とりあえず毎日みた夢を分析することにした。

枕元にノートを置いて、朝起きた瞬間にできる限り詳細に夢を記録。
エライもので、夢を意識することで、1日3本ほど夢を記憶できるようになった。
(元々、人は1晩で数回夢を見て忘れているらしい)

不安に思っていることや、気になっていることが象徴の形になって現れることが面白く、すっかり夢の分析にはまってしまった。

そのうちに、たまに夢を自分でコントロールできるようになった。
そしてその度合いが日に日に高くなっていき、数週間が経った頃には夢のストーリーを好きにコントロールできるようになっていった。

これはヤバイな、、、
意識が無意識を乗っ取り始めた。このまま狂うかもしれない。
そう感じて、夢を分析することはやめてしまった。

それ以降、あまり夢をみなくなったが、
あの時、開けてはいけないと思った扉の向こう側には何があったのだろう。
あのまま続けていたら、どうなっていたか、興味はある。

これと同じで
超能力の扉を開きそうになったことがあるが、
また別の機会に書こうと思う。


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