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秋12句 竜淵に潜むや松葉杖こつこつ 三秒の黙あり俳句甲子園 どっちみち遅刻どっちみち爽や…
夏19句 ビニールの中のギプスや髪洗う 余花といふには咲きすぎてゐるやうな 大蟻のかぐろき…
春16句 就活の革靴しづか薄氷 あの遠き飛行機を獲れしゃぼん玉 石蓴石蓴石蓴踏まずに行きた…
冬・新年 17句 鰭酒のほうから口へ入ってきた 先生の黙や水始めて氷る 川涸れてなほ橋であ…
秋 13句 ましたとさ 遠山に且つ散る紅葉 菊日和あと一卓のテラス席 ゴンドラの揺れや眼下…
夏 9句 探検や少女芒種の図書室へ 見下ろせば大花火なり八合目 信号待ちや右腿の汗拭ひ 函…
雲影やコンクリートは冴返る 春愁や送信ボタンに指の影 --------- 2017年の立春に俳句をはじめました。俳句を投稿し始めたのは 4 月ごろからなので、春の句がまだ 2 句しかない……。