時代遅れの文化(神Excel編)

 Excelを使えば何でも出来てしまうが故に名付けられた「神Excel」は弊害も多い。神Excelを褒めているのか揶揄しているのか人によるかも知れないが、通常利用される範疇を超えると使い勝手がかなり悪くなる。元々は表計算ソフトなので、それ以外で利用する場合には注意が必要だ。

 例えば、よくあるのが仕様書や手順書を作成する際にExcelを使うケース。私はなるべく使わないようにしている、つもりだが。。変更履歴は基本手書きなので、どこがどう変更したのかよく分からないし、抜けている場合も多い。わざわざ変更箇所を赤字にするが、前回の変更点も赤字のまま戻されていないことも多く、何が変更されてたのかさっぱり分からない。さらにシートが多くなると移動が大変で、セル内で改行したり、結合したりすると阿鼻叫喚だ。手順書は画像が使われていて、文字が小さくなりすぎたり、とにかく見にくい(醜い)。移植は難しいし、バイナリファイルなので文字検索も外からは難しい。Wikiだと全文検索できるから、とりあえずワードを検索すればどこのフォルダに置いていても引っかかる。Excel内に検索される文字が書いていても、Excel内でしか検索できない。

 敢えてExcelを使うメリットを挙げるとすれば、テキストでは表現しにくい少しリッチな雰囲気を出せるのと、他社もExcelは使えるので共有しやすいことくらいかな。あとはオレみたいな人を排除できることか(笑)

 それも全部テキストを使ってMarkdownや何やらツールを使えば、移植も簡単だし、軽量だし、リッチなコンテンツも作れるし、バージョン管理も簡単。

 少なくともエンジニアなら何でもかんでもエクセルを使うのやめてくれ。

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