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外国人採用【キャリコンサロン編集部】#154

週の真ん中のアウトプットであるnoteを、新年度のスタートとともに始まった地方巡業の合間に書いている奥山です。

一昨年入会したキャリコンサロンの中のひとつの活動であるキャリコンサロン編集部は、人類皆兄弟的なノリを忘れない集団です。

今週のテーマは“外国人採用”ということで、専門分野なワタクシなりの視点で書いて参ります。




日本で働ける外国人とは?

外国籍の方が日本で働くためには、見合った在留資格(=ビザ)が必要です。

通称技人国と呼ばれる、技術人文知識国際業務ビザ。これはエンジニアや通訳、料理長などで働く方に許可されるビザで、取得に向けた難易度はかなり高いです。

次に介護ビザ。高齢化が進む日本にとって介護職員の確保は重要な課題ですが、日本人ではなかなか難しいところ。そこで外国人に門戸を開いたわけですが、介護福祉士の資格を取ればビザが降ります。難易度は高くありませんが、お金がかかります。

特定技能ビザ。2019年に開始され、12分野の業種のみ働ける就労ビザです(4分野追加が決定しています)。のちに記載する技能実習との関係性が強く、取得の難易度は低く、各種技能検定2級に合格すれば半永久的に在留できる2号が用意されています。

技能実習ビザ。現行では最長5年まで在留できるビザですが30年くらい前から「奴隷制度だ!」と諸外国から揶揄されてきました。“発展途上国の若者に技能を習得させて母国の発展に寄与する”という建前と、“日本人が採用できなくて困っているから外国の若ぇモンを雇って仕事まわすべ”という本音が混在しまっくており、とうとう是正に向けて動き出しています。今国会で法律が改定される予定であり、後継の育成就労へ引き継がれていきます。

まぁ、他にも永住や定住、経営者、専門家、といった様な就労ビザがありますが、割愛します。

ワタクシの会社は採用支援なんかもしておりまして、お客様にこんなことをよくお話します。

がんばる理由をいちいちそれっぽく考え出す日本人より、頑張る海外の方を採用した方が良くないっすか??

必殺の営業トーク♡


外国人を採用するメリットとデメリット

いくつかありますが、主にワタクシが感じるメリットは人員が充足すること、組織力が上がること、海外進出の目が出ること、といったところです。

逆にデメリットとしては、コストが高い、公的義務を追う、ちょっとでも間違えるとペナルティを受ける、といったとこです。

デメリットのトップにコストをあえて書きましたが、今までの考え方として、“外国人採用→技能実習生→人件費を安く抑えられる”が一定数ありました。

正直、とんでもない考え方でして、お給料という面で安く抑えられることも可能ではありますが、その他にかかる費用が莫大ですので結果的に安くはないんですね。まぁ、安さを目的に採用を進めようとすると、トラブルに発展します。

で、“組織力があがる”というメリットですが、単純な話、異文化の方を受け入れるのでその理解や、戦力となるための指導など、社内で協議をすすめることになります。なので、結果的に組織力が上がることにつながりますが、詳細は別の機会で。

ちなみに、国際結婚を狙った採用や応募も、ごく稀にあります。

破局したら大変♡


さいごに。

外国人採用という今回のテーマ、ワタクシにとっては専門の分野でございまして、いろいろとご紹介したいネタは盛りだくさんでございます。

とは言いつつも、外国人の採用を検討される企業さんは何が正解かわからないかと思いますし、今後の動向についても意味不明ではないかなー・・・とお見受けします。

ワタクシの会社は登録支援機関の許可を取っていたり、国内外の様々な機関と提携しておりますので、どんな採用が良いのかもご提案いたします。

ちなみに、キャリアコンサルタントの皆さんにとっても、今回の技能実習まわりの法改正においては大きなチャンスがありますよ〜。


今週はchatGPTさんを頼らなかった♡


ではまた!

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