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だから太れない

最近、百均で2冊1セットで買った小さなリングノートを持ち歩いてる。そこに、思いつくままに頭に浮かんだよしなしごとを書き綴っている。別に誰に見せるわけでもなく、頭の中のゴミを掃除するように、ただ書き出すだけ。見返すこともあまりない。

でも今日は、それを持たずに外出してしまったからすごく久々にnoteに書こうと思う。

わたしはもう40歳になる、世間一般ではオバサンと言われる女。最近、20歳以上年下の男の子に好意を抱かれてる。いやいや、そんなの勘違いだろと一笑されれば、まぁそれで終わる話なんだけど、ここではあくまでも好意を向けられてる前提で話を進めるので、ご了承ください。

細かいことは割愛するが、私は2年前に彼にはじめて会った時から、彼のことが好きだった。ハッキリ異性として好きだった。それはほとんど一目惚れのようなもので、要するに見た目が好きだった。接していくうちに、彼の内面も外面同様に魅力的だということは後に思い知る。

しかし、良いなという気持ちを抱くと同時に、その気持ちは打ち消した。どうしたって、恋愛関係に発展する関係性ではないからだ。だから私は、秒で恋に落ち、秒で失恋した。それはほとんど同時に沸き起こり、打ち消された感情だった。


それからずっと、わたしは彼に対して、好意をほのめかしたことは1度もなかった。見つめたり、雑談を話しかけたりしたこともない。

というより、彼に興味がなかった。彼に対する恋愛感情は既に遠い昔に燃えるゴミに分別されたものだったから、わざわざ掘り起こして温め直す必要がなかった。成就しない想いなんて後生大事にしてたって意味がない。

だけど、少しずつ、わたしは彼の、私をみる視線が特別なものであることに気付いていった。それが、異性としての好意の眼差しだとハッキリと自覚したときから、わたしは彼に対してうまく接することができなくなってしまった。


なぜ?

なぜ、わたし?

混乱しながらも、見つめられたり、ちょっかいをかけられたり、話しかけられたり、デートに誘われたりするたびに、心拍数が高鳴って、体が壊れてしまうんじゃないかと思う。

以前は、ふつうに言えていた冗談がうまく言えない。見られてるとわかると、そっちを見れない。正解がわからなくてまごまごしてしまう。避けたくなるのに、会えないと悲しい。


こんな思いを、わたしはもうしばらく続けなければならない。彼は若く、魅力的で、デート相手に困るような男の子じゃないのに。いつほかの女の子と付き合ってもおかしくないのに。


つくづく、難儀な恋ばかりしてしまう。


条件ではだれのことも好きになれない。
妥協したくないのは、条件ではなくて、ただ純粋に相手を好きだと思う気持ちなのだ。

たとえそれが、1度きりのデートで終わっても、1夜限りの関係で終わっても、ほんの1ヶ月のお付き合いで終わっても。

しかるべきタイミングがきたら、わたしはきっとそれらの関係を受け入れる。

なぜなら、好きになったひとが好きになってくれることは奇跡だから。

彼に去られたあと、私は、死にたくなるほどの地獄をみるだろう。



だけどそれは、はじまる前に終わるかもしれない。数年後にわかること。

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