現代日本語は何時代まで通じるのか

昨日ヒョヌに「現代日本語ってどれくらい昔まで通じるの」って質問されて、まあゆうても平安時代とかまで通じるは通じるんちゃうん?百人一首とかもギリ何言いたいかは分かるしな、とおもったらスットコドッコイだった。百人一首って書かれた字面だけ見たら現代日本語と大差なさげだけど、なんと発音が全く違うという事実が判明した。以下参照。

【現代日本語】
どうもすいません。ちょっと用事があってお邪魔します。
どちら様ですか。私はいまから蹴鞠の集まりに行きたいのですが。

【平安時代の文体に翻訳】
やあやあ、物申さむ。訳ありて参り聞こゆ。
誰そ。我は今より、蹴鞠の會へ行かばや。

【上の文章を平安時代の発音で読む】
やあやあものもうさむーよんありーてまぅりーきこゆー
たーれんぞーわーれーふぁーいまうよりーけーまーりのーうぇーふぇーゆくぁんばあやあ

(出処:https://www.youtube.com/watch?v=gn3s3Oczkrg&feature=share )
出処のyoutubeをみてもらうが早いけど、平安時代の口語、完全に中国語にしか聞こえないじゃないか!

どうやら現代日本語は江戸時代くらいでギリ通じるか通じないかっぽい。耳を研ぎ澄まさないで円滑にコミュニケーションがとれるのは大正時代くらいまでだったりして。韓国語も気になって調べてみたら1400年に世宗大王がハングルを作ったときの韓国語発音ももはや中国語だった(聞き取れないアジア言語は全部中国語に聞こえるだけ)。言語の寿命は300年なのか…。てか、文献にも残らない「発音」というものを研究して古代日本の口語まで再現できているところに学問の情熱を感じる。すばらしい。

おまけの現代津軽弁。
古代日本語といい勝負。
https://www.youtube.com/watch?v=bmKOW46LaGo&feature=share

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