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いよいよ体外受精のはじまり

どこからともなく金木犀が香っている。昨日まで音沙汰なかったのに今日から、突然、町中、どこもかしこも金木犀が香りはじめた。しかし姿は見えない。金木犀っていっつもそんな感じだ。

生理Ⅾ+4の今日から、ついに体外受精のための通院がはじまった。

エコーでは、両側の卵胞に5個ずつ卵胞が育ち始めているのが見えるようだ。これをバンバン育てていくために、今日から採卵直前まで毎日1本自宅で注射を打っていくという。

夫にもこのめんどくささを共有してもらうために、うちは注射係は夫が担当することにした。病院で注射器の扱い方を指導してもらったのだが、さっそく夫はキャップが上手く取れず自分の指に注射針を刺してしまっていた。夫の卵子が育ちそうだ。苦戦しながらも、なんとか看護師さんの見守る中、一発目の注射をわたしのお腹に打ち込んでもらったのだが、ワクチンよりも採血よりも少し痛かった。

一方で「排卵を抑える点鼻薬」とやらもこれまた採卵まで1日朝昼晩点鼻しないといけないらしい。というのも、卵胞をたくさん育てても、その中の一人がぐんぐんしゃしゃり出てくると他の卵胞がじゃあ自分はもういいやと萎えてしまうらしく、出る杭を打ちつつみんな手をつないで横並びでゴールテープを切るための薬を飲んであげないといけないらしい。ゆとり世代のような卵胞たちよ。

本日のお会計
心電図、感染症採血、7日分の注射と点鼻薬で53,500円
さっそく高額になってきたよ


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