体外受精のできるクリニックに初訪問

2021年7月に、精子のスペックが低すぎて人工受精トライが失敗に終わってから一か月も経ってしまったが、やっと今日体外受精のできる病院に行けた。

前回、人工受精に至れなかった夫の精子スペックは下記の通り。

精液:4.6㏄
濃度:800万/㏄(理想2000万以上)
運動率:25%
前進運動:ほぼゼロ

家から自転車で30分ほど離れたところに体外受精ができる病院が2件あるのだけど、Googleレビューがいい方の病院の予約をとろうとするも自分の仕事の都合と病院の空き状況が全く合わなくて予約をとるのがまず難しかった。なのでGoogleで好評の方のクリニックは泣く泣く諦め、レビューはよくないけど予約のとりやすい方のクリニックに行くことに決めた。

結果的には今日そのクリニックにて、なんと3時間ものあいだ懇切丁寧に診察をしてもらうことができた。先生・看護師さん、みなさんとても優しくて、こちらとしては菓子折りでも配りたい気持ちでお会計を終えたので、なぜGoogleレビューがあんなに悪いのかは疑問だ…。

まず、今日の精液スペックは以下の通りだった。

精液:6.7㏄(量だけはやたら多い)
濃度:150万/㏄(前回よりさらに激減!)
運動率:40%
直進:不明

そこで先生と話し合った案件は以下の3つ。

①体外受精or顕微授精で成就する可能性はあるのか?とその費用
②望みは薄そうな人工受精もダメ元でやっておく価値はあるのか?
③男性器の静脈瘤手術?とやらで精子の健康状態は改善するのか?

まず①について。

なんと「体外受精をやれば十分子どもができるだろう」と堂々と断言されたではないか。先生の言葉を聞いていると、どうやらわたしたち夫婦の条件は町の一般的な産婦人科から見たら悪条件に入るのかもしれないが、不妊者のみが訪れる体外受精専門クリニックにおいてはまだ好条件に属するっぽい雰囲気がうかがえた。「精子も出てるし、奥さんも35ならまだ若いし焦らなくてもいける」との褒め言葉までいただいてしまった。不妊クリニックの期待値の低さがありがたい。

体外受精か顕微授精については当日の精液の状態を見て決めるらしい。

費用は、卵子を育て→体外に取り出し→受精卵を作り出すというプロセスまでで、卵子の取れ高によって30~70万円の幅がでるそうだ。卵子が沢山とれるのはうれしいが、取れた分だけ育成しないとなので費用もかさむよう。その後受精卵を子宮に戻すの自体は15万くらいとのこと。一回で成功したとしたら総額ざっと85万円の、東京助成金で35万戻ってくるといったとこだろうか。

②について。

8月のわたしの排卵チャンスを何もせずやり過ごすのはもったいなかったので、8月はまたダメ元で人工受精をしてみるのはどうかと聞いてみたところ、当日採れる精子の質にもよるがトライの価値はあるとのことで今月の排卵に向けては人工受精の準備をすることにした。前の町の産婦人科では人工受精のために卵胞を複数個つくる作業は要求されなかったので知らなかったのだが、今日の病院では人工受精でも排卵する卵子の数を増やしておくに越したことはないから~ということで(そのかわり多胎のリスクはでる)注射をするよう言われた。しかし、できればわたしが注射はしたくなかったのでクラミッドという内服薬に代替することで譲歩してもらった。

夫の精子力では人工受精は正直やっても意味のないものになるかもしれないが、体外受精に比べたら2万なんてはした金じゃないという思いで…ダメ元で注入してみる……

③について。

精巣の静脈瘤手術というものがあるとネットでみたので、これはやったら精子が元気になったりするのかも聞いてみた。先生の見解としては「結構大変な手術の割に精子が良好になるという実証例もそんなに出ていないから、しなくてもいんではないか」とのことだった。

ということで、とても納得のいくかたちで体外受精に向けた初診療を終えることができた。先生の言葉を信じてよければ、わたしたちに子どもが訪れる可能性はまだまだあるようだ。

8月はダメ元の人工受精トライ

9月は韓国に行くことになるかもしれないので体外受精は見送り、人工受精2回目のトライ

10月からは体を薬漬けにしていよいよ体外受精初トライ

そんな日程感が出そろってきた。  

本日のお会計
・感染症5項目(エイズ、肝炎、梅毒など)チェックのための採血*1人分
・精液検査
・子宮エコー
                         計17,500円

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