THE BOYS シーズン2で感じる、意思表示・表現の文化的差異

配信からもう2ヶ月くらい経っちゃいましたけど、Amazon Primeの『THE BOYS シーズン2』めっちゃ良かったですね。
賛否両論あった毎週順次公開というスタイルも、楽しみが掻き立てられて、まんまと焦らされてしまったのでした。

作品の面白さはさておき、いや、さて置けないほど面白いので、ぜひご覧くださいませ、と思いつつ、個人的には社会風刺みたいな要素を含んだ演出がかなり衝撃的でして、その辺から感じたことをお喋りしたのがこちらです。

ネタバレ的要素はほぼゼロなように、抽象度の高いところでお話しているのと、同じ理由で「THE BOYS」の基礎知識が無くても楽しんでいただけるんではないかと。つまり、僕はテーマの方を話したかったのでしょうか笑


内容を簡単にまとめると、
今回のシーズンでは前回シーズンで描かれた女性蔑視的な問題に続き、LGBTや人種差別のような問題にも踏み込まれていたことが印象的でした。

収録時(〜2019年11月)には想像もしなかっただろうに、と言うべきか、人種差別への問題意識から大きなムーブメントが巻き起こっている最中(2020年9月〜)に配信されていたのもまた。

アフターショーとして同じくPrime videoで配信された「Inside the Boys」では、今年に入ってからの収録らしく完全リモートで撮影され、登壇する黒人俳優の方は目に涙を浮かべながら"アメリカの抱える問題"について主張をしていたり。


これに加えて、FacebookとTwitterのスタンスの違いやら、そこに対する出稿企業のボイコットやら、日本とはずいぶん違う主張の仕方に、改めて考えさせられることが多かったのでした。

念の為、Podcast中でも折に触れて言葉にしたことを書いておくと、
個人として"どちらがいい・悪い"という意見は持っていません。
それぞれの問題を個人最適で見るか、全体最適で見るか、で当然変わる部分もありますし、時間軸によって変わることもありますし、歴史上の流れもありますし、大局観として"いい・悪い"という見方はしていませんので、あしからず。

あいも変わらず「答えを提示するワケではない」のスタンスでお送りしておりますので、お耳が暇な時にでもお付き合いいただければ幸いでございまする。

でも、ちょっと今回は真面目過ぎたですw
まぁ普段も真面目なんだけど、今回は過ぎた、、かも。
そのへんもお楽しみいただければ、なお幸いでござす。

それでは、次回も楽しんでもらえますように。

末尾ハンコ

<編集後記>
ちなみにTOPのお花はアリウム(多分)です。
花言葉は『深い悲しみ』『正しい主張』(多分)。

読んでいただいてありがとうございます。貴重な時間をいただいていることは自覚しつつ、窮屈にならない程度にやっていきます。