見出し画像

書いたとおりに動くといいと思ったのはなぜ?

実際に行動しようとすると、書いてあるタスクの通りに動けない。書いてあるタスクをやる気にならない。気持ちが乗らず先送りしてしまう。

この「問題」にはまり込まないようにと書かれているのが本書だと思うのです。それにしてもこの

書いてあるタスクの通りに

という「課題」はあまりにもきかれます。このような意識が市民権をもつようになったのはいったいいつごろからなのでしょうか?

いつ私たちは

過去の自分が書いたとおりに行動するのがいいことだ

と信じるようになったのでしょう?

過去の自分が希望し、書いたとおりに行動するほど未来がよくなるのだと仮にします。

ということは、過去の自分の状況は最悪であり、現在の自分の状況はそれよりはマシであり、未来の自分こそ最高だ、という話になってしまいます。

しかし私の知る限り、遠い未来において私は「死ぬ」ことになるように思います。

この矛盾はいったいどうなるのでしょう。

それに、書いたとおりに動いて、良くない結果になることだって、しょっちゅうあるにちがいないとも思うのです。

少なくともタスクシュートにおいて私が知ったのは

動くとおりに書く

としか言いようがないのです。