『グッドバイブス 安心力で生きる』を刊行しました!
断じて面白い、と思います。
全体の九割までが倉園佳三さんの文章だから、こんなふうに手放しで言えるのですが、通読してつまらなかったと思われることは、決してないと断言したい。
私としては、頭から順番に読んでいっていただけるのが理想です。
しかし、どこから読んでも問題ない作りにしてあるため、途中から読んでいただくのも歓迎です。
たとえば、とくにご自身と無関係であっても第3章
「「老後に2000万円が必要」と聞いて不安ゼロでいられるのか? 」
が面白そうだということであれば、ここから読み進めていっていただければと思います。
倉園:実は私も、ニュースでこの話題を観るたびに、もしセミナーなどで「2000万円は貯めなくていいんでしょうか?」と質問されたらどう答えるかを考えていました。
安心力で生きる。
私たちの時代において、「安心力」といえば「経済力」です。
経済力があれば、安心だ。
どうですか? 少しもおかしな文章ではないでしょう。
倉園さんが老後に2000万円貯蓄できるかどうか、現段階では失礼ながら疑わしく思われます。
私自身についていえば、まずムリだと思っています。
正直に言えば、「グッドバイブス」を散々読み聞かされたあとにもかかわらず、私はあの2000万円のニュースにしっかりと動揺しました。
だから、本の中でもわざわざ質問したのです。倉園さんはきっと動揺などしないのだろう。それにしてもそんなことが本当に可能だろうか?
ただ、「私自身はこのニュースにまったく動揺していない」ことだけは確かです。そこで今回は、なぜ私が心配しないのかの理由を佐々木さんへの回答としたいと思います。
私はこの「回答」が大いに気になったし、今でもときどき気にしているから、第3章を読み返しているのです。